ディズニーが上海ディズニーリゾートを一時閉鎖 全体への影響は軽微か=米国株個別
ディズニー<DIS>が軟調。感染拡大により上海ディズニーリゾートを3月21日から一時閉鎖すると発表。上海市の新型ウイルス感染者数は過去最多となったことに対応する措置。上海ディズニーリゾートは「引き続き感染状況を見守り、地方当局との協議を続け、営業再開の日程が確定次第、ゲストに通知する」と説明した。閉鎖対象となるのは上海ディズニーランドとディズニータウン、ウィッシング・スター・パークなど。上海ディズニーリゾートは3月半ばから入場者数を制限して営業していた。
今回の措置について市場からは、「上海での閉園措置は同社の海外パーク部門の回復への道のりがもろく、長いことを浮き彫りにした。1月7日からの香港の閉園と合わせて、1-3月期(第2四半期)は厳しい状況になりそうだが、海外パークの利益のうちアジア地域の利益は30%以下で、会社全体のEbitの3%程度に過ぎない。そのため大きな影響にはならないだろう」との指摘も出ている。
(NY時間14:29)
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MINKABU PRESS編集部 野沢卓美