東京株式(前引け)=大幅続伸、米株反落も主力株へのリスクオン継続
22日前引けの日経平均株価は前営業日比415円45銭高の2万7242円88銭と続伸。前場の東証1部の売買高概算は7億6443万株、売買代金概算は1兆6708億円。値上がり銘柄数は1049、対して値下がり銘柄数は1047、変わらずは83銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は、主力株を中心にリスクを取る動きが一段と強まり、日経平均は大幅続伸となった。前日の米国株市場ではNYダウなど主要株指数が揃って反落したものの、急速に進む為替の円安などを好感して東京市場では戻り足が加速した。日経平均は前週末までの5営業合計で1600円以上の上昇を示しており、目先スピード警戒感からの利益確定売りでいったん伸び悩む場面もあったが、下値では押し目買いニーズが強く、前場後半に再び上げ幅を広げた。ただ、先物主導の上昇であり、日経平均寄与度の高い銘柄に買いが偏っているきらいもある。個別株の値上がり数と値下がり数はいずれも1000銘柄あまりで拮抗している。
個別では三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>が大商いで値を飛ばしたほか、東京エレクトロン<8035>、任天堂<7974>などの値がさ株も上昇した。三菱商事<8058>が上値を追ったほか、INPEX<1605>などの原油関連株の上げ足が目立った。アグレ都市デザイン<3467>は値上がり率トップ。アダストリア<2685>、東洋エンジニアリング<6330>なども大幅高。半面、売買代金断トツとなった日本郵船<9101>は売りに押され、レーザーテック<6920>も冴えない。レノバ<9519>も軟調。ギフティ<4449>が急落、IDOM<7599>も大幅安となった。