中国恒大が決算発表延期 財務問題、株取引停止続く
経営危機に陥っている中国恒大集団はきょう、2021年12月期の決算発表を延期すると発表した。共同通信が伝えた。子会社の財務に問題が見つかるなどし、監査が期限内に完了する見通しが立たなくなった。恒大は、21日から停止している香港市場での株取引は新たな発表があるまで引き続き停止されると表明した。取引は22日、終日停止となった。
中国メディアによると、恒大は22日夜に、投資家向けの電話会議を開き、7月末までに再建計画を打ち出す方針などを強調した。
3月末までに決算報告をまとめる必要があった。子会社の不動産管理会社、恒大物業集団と、電気自動車(EV)を手掛ける恒大新能源汽車集団も同様の扱いとなる。
恒大新能源は初の量産EV発売を控えているが、市場の信用度が低下して今後の事業戦略に影響する懸念もある。
公告によると、恒大物業で会計の審査中、預金134億元(約2500億円)が銀行に差し押さえられていたことが判明した。恒大物業が調査委員会を設置して影響を調べる。
恒大は「昨年後半から経営状況に大きな変化が起き、予想外の監査が増えた」ため、期限までに業績をまとめることができないとした。
恒大の株取引は、昨年10月に恒大物業を同業他社に売却しようとした際にも停止となった。今年1月には、中国海南省での住宅撤去を命じた行政処分の内容確認のため停止した。