新興市場銘柄ダイジェスト:Tホライゾン、レナサイエンスは大幅に反発

材料
2022年3月23日 16時05分

<7707> PSS 414 +17

大幅に反発。Financial Timesなどが主催する「アジア太平洋地域における急成長企業ランキング2022」で、上位500社中313位にランクインしたと発表している。同ランキングでは、アジア太平洋地域の100万社以上の企業の中から特に大きな成長を遂げている企業を調査し、選ばれた500社を紹介している。日本の上場企業では、ほかにAI inside<4488>(33位)などもランクインしており、同社株は大幅に続伸している。

<3970> イノベーション 2203 -79

大幅に続落。第三者割当で新株予約権5974個(潜在株式数59万7400株)を発行すると発表している。調達資金の約15.53億円は、ベンチャー企業への投資(10.00億円)や設備投資(2.53億円)、今後のM&A資金(2.00億円)などに充当する。発行済株式総数(18日現在で239万9600株)に対する潜在株式数の割合が24.90%に相当するため、将来的な株式価値の希薄化懸念から売り優勢となっているようだ。

<7131> のむら産業 878 +31

大幅に続伸。自社株15万4675株を消却すると発表している。消却前の発行済株式総数に対する割合は10.00%で、消却予定日は3月31日。消却で株式価値が向上するとの見方から株主還元策として好感されている。また、2月24日に上場来安値(817円)を記録した後は同水準近辺での株価推移が続いており、自律反発に期待する向きも買いを入れているとみられる。

<6629> Tホライゾン 714 +61

大幅に反発。SUBARU<7270>車両向けの純正商品として、同社子会社のスバル用品(さいたま市)に360度ドライブレコーダー「SAA3060370」の提供を開始したと発表している。360度全方位録画が可能で、同梱の16GBのSDカードで最大約2時間40分の録画ができるという。ドライブレコーダーの提供開始が好感されていることに加え、最近の円安進行で自動車輸出が拡大して製品需要が増加するとの思惑も買いを後押ししているようだ。

<2158> FRONTEO 1947 +55

大幅に反発。従来の創薬プロセスを変える新規AI創薬システム「liGALILEO(リガリレオ)」によるドラッグマイニング事業を開始すると発表している。自然言語解析AIエンジンを用いて論文情報や医学薬学データからターゲット分子のポテンシャルを網羅的・効率的に分析する。また、ターゲット選定に不可欠な科学性評価や市場性評価などの複雑な評価指標をAIでスコアリングするという。

<4889> レナサイエンス 499 +49

大幅に反発。共同研究先の東北大学が日本医療研究開発機構(AMED)に申請した革新的がん医療実用化研究事業が採択され、レナサイエンスも分担研究機関として参画すると発表している。東北大学がAMEDから研究助成を得て、臨床開発候補化合物RS5614の薬事承認を目指して医師主導治験を実施する。レナサイエンスは研究助成の一部を受領して治験薬を搬送するほか、治験データや経験・ノウハウを提供する。

《ST》

提供:フィスコ

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