注目銘柄ダイジェスト(前場):ERI HD、日電波、LAホールディングスなど

市況
2022年3月31日 12時09分

IRJーHD<6035>:4140円(-455円)

大幅反落。前日に業績予想の下方修正を発表、22年3月期営業利益は従来予想の60億円から35.2億円、前期比13.7%減にまで引き下げている。大型案件の計上ずれ込み、大型プロジェクトの報酬下振れなどが背景に。来年度の反動増が期待できる分もあるとみられるが、ここまで収益の急拡大基調が続いていただけに、減益転落にはネガティブなインパクトが強いようだ。

バイク王<3377>:1144円 カ -

ストップ高買い気配。前日に業績予想の上方修正を発表している。上半期経常利益は従来予想の9.8億円から13.4億円に、通期では19.5億円から23.1億円、前期比30.5%増にまで引き上げ。既存店の販売力強化や通信販売の強化によってリテール販売が好調に推移しているほか、関連会社からの受取配当金によって営業外収支も改善するもよう。早いタイミングでの上方修正を受けて、先行きへの期待も高まる状況になっている。

西松屋チェ<7545>:1557円(+73円)

大幅続伸。前日に22年2月期の決算を発表、営業利益は123億円で前期比1.4%増となり、従来予想の137億円は下回ったものの、第3四半期累計減益からは増益に転じている。期末配当金も従来計画12円から13円に引き上げへ。また、23年2月期は136億円で同10.9%増益の見通しとしており、堅調な業績推移を見直す動きが優勢に。発行済み株式数の0.73%に当たる44.2万株、5億円を上限とする自社株の実施も発表している。

日電波<6779>:1258円(+153円)

大幅続伸。東海東京証券では投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に格上げ、目標株価も960円から2600円にまで引き上げている。現値と目標株価の乖離の大きさがインパクトにもつながっているようだ。主力の車載向けが好調に推移しており、営業利益は22年3月期50億円、 23年3月期 55億円、 24年3月期65億円と推移を予想、脆弱な収益体質から脱却した可能性が高いと評価しているようだ。

ERI HD<6083>:1582円(+267円)

大幅反発。前日に第3四半期決算を発表、累計営業利益は前年同期0.2億円に対して15.1億円にまで大幅拡大となっている。12-2月期も5.8億円となり、前年同期比5.8倍に。据え置きの通期計画16億円に対する進捗率は94%に達しており、大幅な上振れ期待が高まる状況のようだ。住宅や建築物の着工が順調に増加する中で、省エネ関連のサービスなどが好調に推移しているもよう。

coly<4175>:2954円(+151円)

大幅に3日続伸。自社IPの恋愛ノベルゲーム「ドラッグ王子とマトリ姫」のNintendo Switch版の開発を決定したと発表している。発売予定日や価格は未定で、対象年齢は17歳以上。同ゲームは、プレイヤーがヒロインとなって麻薬取締官にスカウトされ、男性キャラクターとの恋愛などを楽しむストーリー。既にスマートフォン版がリリースされている。Switch版の開発は将来の利益拡大要因になるとの見方から買い優勢となっているようだ。

LAホールディングス<2986>:2421円(+261円)

大幅に続伸。25万株(上限5.00億円)を上限として自社株買いを実施すると発表している。発行済株式総数(自社株を除く)に対する割合は4.64%。取得期間は4月11日から6月30日まで。株式還元や資本効率の向上を図るとともに、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行することが目的。発行済総数に対する自社株買い比率の高さが好感され、買いが集まっているようだ。

メドレック<4586>:123円(0円)

朝高後、値を消す。米コロンビア大学アービング医療センターの辻研究室(感染症内科学)及び菅原研究室(肝胆膵外科・がん研究センター)と共同研究契約を締結したと発表している。辻研究室で研究する免疫賦活剤「7DW8-5」と菅原研究室で研究する抗がんペプチド「iRGD」をメドレックスのマイクロニードル技術と組み合わせ、治療標的に局所的に簡便・確実に投与するのが狙い。将来の乳がん患者への投与を視野に入れているという。

《ST》

提供:フィスコ

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