東京株式(前引け)=203円安、売り一巡後に下げ渋る
1日前引けの日経平均株価は前日比203円16銭安の2万7618円27銭。前場の東証1部の売買高概算は5億7316万株、売買代金は約1兆4242億円。値上がり銘柄数は836、値下がり銘柄数は1227、変わらずは108銘柄だった。
前日のNYダウは550ドル安と大幅続落。これを受けた、この日の日経平均株価は一時、前日に比べ400円を超す下落となったが、売り一巡後は下げ渋った。きょうから名実ともに新年度相場入りしたが、利益確定売りが優勢な展開となった。海運株やハイテク株などが売られた。また、この日、日銀が発表した3月短観は大企業・製造業の業況判断指数(DI)がプラス14と7期ぶりに悪化した。
個別銘柄では、日本郵船<9101>や川崎汽船<9107>が大幅安となり、レーザーテック<6920>や東京エレクトロン<8035>など半導体関連株が軟調。ソフトバンクグループ<9984>やソニーグループ<6758>が値を下げた。半面、任天堂<7974>やキーエンス<6861>が高く、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>といったメガバンクがしっかり。