この記事はプレミアム会員限定です

伊藤智洋が読むマーケット・シナリオ【週間展望】 4月3日版

市況
2022年4月3日 9時47分

日経平均株価は本年が弱気パターンになるなら、1月高値が年間の最高値になる公算も

1. 日経平均株価の1年間の値動きのパターン

図1の上段は、1990年~2021年までの期間で、 日経平均株価が月足の陽線引けした確率と、年間が陽線引けした年、陰線引けした年の最高値、最安値をつけた月を示しています。

日経平均株価は、上げやすい時期に価格が上昇して、上げ幅を拡大し、下げやすい時期にあまり下げないことで、年初の値位置よりも年末の値位置が高くなって、結果として年間が陽線引けする展開となります。

上げやすい時期の上げ幅が大きくならず、下げやすい時期に下げ幅が拡大すると、年間が陰線引けする展開となっています。

図1で分かる通り、4月、11月、12月が目立って上げやすい時期、7月が下げやすい時期となっています。

図1の下段は、1990年から2021年までの期間で、年間が陽線引けした年、陰線引けした年のそれぞれで、年間の最高値をつけた月、最安値をつけた月を示しています。

年間が陽線引けしている年は、だいたい上げ傾向のある4月までに年間の最安値をつけて上昇を開始して、12月に年間の最高値をつける展開となっています。

年間が陰線引けしている年は、1月に年間の最高値をつけることが多く、遅くても6月頃までに年間の最高値をつけて下降を開始して、10~12月頃に年間の最安値をつける動きとなっています。

年間が陰線引けする展開になる場合、1~7月に年間の最安値をつける展開になった年が一度もありません。7~12月までの期間で年間の最高値をつけたことは、10月に一度つけただけです。

年間が陰線引けしている年は、7月頃(7~9月頃)の下げやすい時期に日柄と値幅の伴ったはっきりとした下げの流れを作っているため、7月以降に高値を更新できず、下値を掘り下げていることがわかります。

図1 日経平均株価の年間の動き方

【タイトル】

こちらは株探プレミアム限定記事です。プレミアムプランをご契約して読むことができます。
株探プレミアムに申し込む (初回無料体験付き) プレミアム会員の方はこちらからログイン
プレミアム会員になると...
株価情報をリアルタイムで提供
企業業績の表示期数を拡大
限定コラムが読み放題

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.