東京株式(前引け)=小反落、主力株軟調も値上がり数が値下がり上回る
5日前引けの日経平均株価は前営業日比28円17銭安の2万7708円30銭と小幅反落。前場のプライム市場の売買高概算は5億7468万株、売買代金概算は1兆3093億円。値上がり銘柄数は963、対して値下がり銘柄数は802、変わらずは73銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は、朝方は主力株をはじめ幅広く買い優勢で日経平均は続伸して始まったが、その後は上値が重く、漸次値を消してマイナス圏に沈んだ。外国為替市場でドルが買い戻され1ドル=122円台半ばまで円高方向に振れたことも自動車など輸出セクターを中心にマイナス材料となった。メガバンクなど銀行株も軟調で、全体相場に押し下げ圧力が働いた。ただ、下値では押し目買いが入り、下げ幅はわずかにとどまっている。値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を上回っている。
個別ではソフトバンクグループ<9984>が堅調、東京エレクトロン<8035>もしっかり。ファーストリテイリング<9983>が値を上げ、楽天グループ<4755>が大きく買われた。IMAGICA GROUP<6879>が急騰、日本電波工業<6779>、しまむら<8227>なども値を飛ばした。半面、レーザーテック<6920>が朝高後に値を消し、日本郵船<9101>、川崎汽船<9107>なども軟調、任天堂<7974>が売りに押された。三菱商事<8058>も安い。良品計画<7453>が急落、大平洋金属<5541>の下げも目立った。