アウトソーシング---サンキョウ・ロジ・アソシエートの株式取得(子会社化)
アウトソーシング<2427>は1日、サンキョウ・ロジ・アソシエート及びその完全子会社で人材ビジネスを展開する6社からなるサンキョウ・ロジ・アソシエートグループ(SLAグループ)の発行済全株式を取得し、子会社化することを発表した。
アウトソーシンググループ(OSグループ)では、かねてよりボラティリティの高い製造系アウトソーシング事業とはサイクルが異なる分野や景気変動の影響を受けにくい事業分野への業容拡大により、業績の平準化と成長基盤の強靭化を推進している。法改正やコロナ禍に伴い加速する業界再編においても、サステナビリティ経営のもと、より健全な業界に向けて業界再編をリードし、シナジーが期待できる案件に絞り検討を進めてきた。
SLAグループは、関東、東北、関西、中国の各エリアにて倉庫内作業向けに人材派遣や業務請負事業を展開している。長年にわたり倉庫内業務に携わってきた豊富な経験とノウハウを活かした、業務の効率化や作業品質の改善などの提案力を強みとすることで、優良顧客基盤を有している。
本株式取得により、SLAグループでは、グループの営業力や全国の採用力などの経営資源を活用できるほか、管理面の底上げによる成長加速が期待できる。併せて、OSグループでは、両グループの連携による人材流動化を確立することでフレキシブルな対応が可能となる。コロナ禍の影響を受けにくい物流系をはじめとするディフェンシブな事業拡大にもシナジーを見込めることに加え、SLAグループが強みとする業務効率化の提案力を活かして生産性向上と高齢者や外国人人材の活用も推し進めるなどのシナジー効果が見込まれる。
同社は、今後も業績の平準化による成長基盤の強靭化を推進し、グループの事業安定化と業容拡大を図っていくとしている。
《ST》