話題株ピックアップ【夕刊】(3):山田コンサル、カヤック、VIX短先物

注目
2022年4月6日 15時20分

■山田コンサル <4792>  1,266円  +103 円 (+8.9%)  本日終値  東証プライム 上昇率6位

山田コンサルティンググループ<4792>は急騰。5日の取引終了後、集計中の22年3月期連結業績について、売上高が141億円から145億6000万円(前の期比4.9%減)へ、営業利益が21億円から24億9000万円(同10.6%増)へ、純利益が14億円から17億円(同22.0%増)へ上振れて着地したようだと発表しており、これを好感した買いが流入した。経営コンサルティング事業において、持続的成長コンサルティング及び事業承継コンサルティングを中心に案件受注が順調に推移した。あわせて19円を予定していた期末配当を27円に引き上げると発表した。年間配当は45円(前の期37円)となる予定だ。

■カヤック <3904>  990円  +80 円 (+8.8%)  本日終値

カヤック<3904>が大幅高で7連騰と異彩の上昇トレンドを継続している。ネット広告の受託制作やゲーム配信事業を主力に、eスポーツ大会運営など幅広いテリトリーで展開を図っている。VRコンテンツに強く、その知見をメタバース分野に生かす方針で今年2月にメタバース専門部隊を立ち上げている。会社側では「現実が上書きされる体験」を作ることを主眼に、メタバース、人工知能(AI)、NFTなどさまざまな先端技術を活用し、新たなエンターテインメントを提供することを目標に掲げている。業績も高成長路線をまい進しており、5割強の営業増益を達成した前期に続き、今22年12月期の営業利益も前期比31%増の15億円を見込んでいる。

■VIX短先物 <1552>  1,993円  +155 円 (+8.4%)  本日終値

国際のETF VIX短期先物指数<1552>が3日ぶりに急反発。同ETFは「恐怖指数」と称される米VIX指数とリンクしており、米国市場の波乱時には上昇する特性を持つ。5日の米VIX指数は前日に比べ2.46(13.25%)ポイント高の21.03に上昇した。警戒ラインと呼ばれる20を3日ぶりに上回った。前日の米国市場は、米金融当局者によるタカ派発言で米長期金利が上昇し、NYダウが下落したことが警戒された。

■日本鋳造 <5609>  886円  +64 円 (+7.8%)  本日終値

日本鋳造<5609>は一時12%高まで買われ年初来高値を更新した。同社はきょう、住友理工<5191>と共同で「高性能型高減衰ゴム支承(登録商標はHDReX)」を開発したと発表しており、これが材料視されたようだ。HDReXは、新設、既設を問わず、橋梁の支点部に設置される免震ゴム支承。特殊なゴム材料を使用することで、従来の超高減衰ゴム支承よりも大幅に減衰性能を向上させているという。

■ビューティガレージ <3180>  2,790円  +178 円 (+6.8%)  本日終値  東証プライム 上昇率8位

ビューティガレージ<3180>は4連騰で戻り歩調を強めている。SMBC日興証券が5日付のレポートで同社の投資評価「1(強気)」を継続しており、これが好感されたようだ。なお、目標株価は前回の4500円から4400円に引き下げている。直近で物販事業の粗利益率低下の要因となっている原料高は、価格転嫁やクロスセル・アップセルで対応可能とみており、大手メーカー品に対して価格優位性があるプライベートブランド製品の値上げ浸透やクロスセルの効果に注目している。また、サロン向け店販ECサイト構築事業の収益寄与が中期のカタリストになると指摘した。

■ピーバンドットコム <3559>  593円  +34 円 (+6.1%)  本日終値

ピーバンドットコム<3559>が急動意。同社はプリント基板のネット通販を展開。22年3月期は半導体需給逼迫を背景に、電子機器の受託生産における量産案件が滞っており、売上高、営業利益ともに前の期比ほぼ横ばいを見込んでいるものの、23年3月期は2ケタ利益成長が見込まれる状況にある。きょうは、前場取引時間中に「ワイヤレス給電導入サービス」を開始することを発表し、これに株価が反応した。同サービスは新規製品へのワイヤレス給電の組み込みだけでなく、既存製品のワイヤレス給電化もサポートするもの。最近はウェアラブル端末や医療・計測機器など小型電子機器へのワイヤレス給電の普及が進んでおり、その利便性から潜在ニーズは高く、同社への収益貢献を期待した買いを引き寄せている。

■ギフトホールディングス <9279>  2,543円  +102 円 (+4.2%)  本日終値

ギフトホールディングス<9279>が大幅高で3日続伸。5日の取引終了後に発表した3月度の直営店売上速報で、既存店売上高が前年同月比19.6%増となり、6カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。中旬以降にまん延防止等重点措置が全面的に解除され、利用者の来店頻度が上がるなか、宅配(デリバリー)対応店舗の拡充やテイクアウト販売に取り組んだとしている。なお、全店売上高は同43.5%増だった。

■ワンキャリア <4377>  3,370円  +125 円 (+3.9%)  本日終値

ワンキャリア<4377>が続伸。3月中旬を境に上値追い基調を鮮明としており、前日はマドを開けて一時443円高の3320円まで急騰する場面があった。新卒採用のDX支援サービスを展開する企業で、昨年10月に旧マザーズ市場に上場したニューフェイス。株価は年初来高値圏を走るが、昨年に形成した上場後の最高値3565円の奪回も視野に入っている。「業績はここ数年来、売上高の伸びが高水準で、前日は国内証券の強気の投資判断も加わって買い人気を集めたが、比較的信用買い残も少なく株式需給面の軽さに着目した買いが続いている」(中堅証券ストラテジスト)としている。

■進和 <7607>  2,017円  +61 円 (+3.1%)  本日終値

進和<7607>は大幅続伸。5日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(21年9月~22年2月)連結業績について、売上高が330億円から371億6200万円(前年同期比29.4%増)へ、営業利益が20億1800万円から28億8300万円(同60.5%増)へ、純利益が14億4000万円から20億2100万円(同66.7%増)へそれぞれ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感された。第3四半期に計上を予定していた中国の日系自動車メーカー向け大型プロジェクトの売り上げが、据え付け工事の順調な進捗により第2四半期に計上できたことが要因。また、収益性の高い自社製品の売り上げが伸びたことなども寄与した。

■コメ兵ホールディングス <2780>  1,990円  +60 円 (+3.1%)  本日終値

コメ兵ホールディングス<2780>は大幅高。午前11時ごろに発表した3月度の月次売上高が前年同月比39.1%増となり、引き続き大幅な増収となったことが好感された。5日から27日まで開催した「春の大決算バーゲン」などが寄与した。

●ストップ高銘柄

ピアラ <7044>  1,032円  +150 円 (+17.0%) ストップ高   本日終値

カイゼン <4170>  730円  +100 円 (+15.9%) ストップ高   本日終値

など、4銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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