東京株式(前引け)=続急落、欧米株全面安受けリスクオフ加速
7日前引けの日経平均株価は前営業日比546円96銭安の2万6803円34銭と大幅続落。前場のプライム市場の売買高概算は5億6948万株、売買代金概算は1兆3588億円。値上がり銘柄数は101、対して値下がり銘柄数は1727、変わらずは11銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場はリスク回避の売りが加速する展開となった。前日の欧州株市場がほぼ全面安の展開となったほか、米国でも長期金利上昇を嫌気してハイテク株への売り圧力が強まり、ナスダック総合株価指数が2%を超える下げとなった。これを受けて東京市場でも主力株中心に大きく下値を探る展開を強いられている。中国や香港などアジア株安も市場センチメントの悪化につながった。値下がり銘柄数は1700を上回り、プライム市場全体の94%の銘柄が下落する全面安商状となった。
個別ではレーザーテック<6920>が大幅安、東京エレクトロン<8035>も大きく下げた。ソニーグループ<6758>、キーエンス<6861>が安く、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも値を下げた。ファーマフーズ<2929>が急落、共立メンテナンス<9616>も大幅安。半面、武田薬品工業<4502>がしっかり、任天堂<7974>も頑強な値動き。セブン&アイ・ホールディングス<3382>も堅調。ピアラ<7044>の急騰が続いているほか、ベルシステム24ホールディングス<6183>も大幅高。