リーバイスが好決算も下落 サプライチェーン問題やマクロ面のリスクを懸念=米国株個別

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2022年4月8日 3時20分

ジーンズのリーバイ・ストラウス<LEVI>が下落。一時18ドルちょうど付近まで下げる場面もみられた。前日引け後に12-2月期決算(第1四半期)を発表しており、1株利益、売上高とも予想を上回った。通期についても予想を上回る1株利益の見通しを示している。

決算発表直後は時間外で株価は上昇していたものの、その後は下げに転じている。サプライチェーン問題やマクロ面でのリスクの高まり、そして、金利上昇などを重く見た投資家が上昇分を取り崩す展開となっている。同社によると、サプライチェーン問題による物流の滞りにより、直近の四半期で約6000万ドルの損失が発生したことを明らかにしていた。

アナリストからも目標株価の引き下げが伝わっている。マクロリスクの高まりと金利上昇の環境下で、株価収益率(PER)の適正水準が低下し、短期的に同社株の大幅上昇を妨げる可能性が高いと指摘した。

(12-1月・第1四半期)

・1株利益(調整後):0.46ドル(予想:0.41ドル)

・売上高:15.9億ドル(予想:15.5億ドル)

米国:7.66億ドル(予想:7.43億ドル)

欧州:4.69億ドル(予想:5.02億ドル)

アジア:2.58億ドル(予想:2.72億ドル)

・EBIT(調整後):2.38億ドル(予想:2.13億ドル)

・FCF:-1.24億ドル

(通期見通し)

・1株利益(調整後):1.50~1.56ドル(予想:1.52ドル)

・売上高:11~13%

(NY時間14:10)

リーバイ・ストラウス<LEVI> 19.03(-0.38 -1.96%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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