注目銘柄ダイジェスト(前場):アダストリア、コシダカHD、ウイングアークなど

市況
2022年4月14日 11時37分

ウイングアーク<4432>:1347円(-83円)

大幅反落。前日に22年2月期の決算を発表、営業利益は59.9億円で前期比86.7%増益となり、従来予想58.8億円をやや上振れて着地している。期末配当金は従来計画20.6円から22円に引き上げ。一方、23年2月期は47.5億円で同20.6%減益見通しとしている。戦略投資が大幅に増加するほか、クラウド費用・人件費なども増加の見通し。減益ガイダンスは警戒されていたようだが、減益幅は想定以上との見方が優勢に。

マネーフォワード<3994>:5640円(-200円)

伸び悩んで大幅反落。前日に第1四半期の決算を発表、売上高は47.6億円で前年同期比37.2%増収、3月1日に発表した上方修正後のレンジ上限も上回った。営業損益は16.4億円の赤字で修正値の上限水準に。一方、3-5月期ガイダンスは売上高が47.5-50.7億円のレンジ、営業損益は19-24億円の赤字としており、第1四半期と比較して中央値の増収率が鈍化、営業赤字幅が拡大見込みとしており、ネガティブに捉える動きが優勢のようだ。

吉野家HD<9861>:2399円(+129円)

大幅反発。前日に22年2月期の決算を発表、営業損益は23.7億円の黒字で前期比77億円の損益改善となっている。従来予想の27億円はやや下振れる着地に。一方、23年2月期は34億円で同43.8%増と収益改善が継続する見通し。経済活動正常化に伴う売上高の回復を想定のもよう。原材料費上昇の影響も警戒された中、増益ガイダンス受けて買い安心感が先行。また、新中計を公表、25年2月期営業益70億円を目指すとしている。

コシダカHD<2157>:749円(+69円)

大幅続伸で年初来高値更新。前日に上半期決算を発表、営業損益は2.8億円の黒字となり、前年同期比29.2億円の損益改善となっている。売上原価などの経費抑制が進んだことで、従来計画の0.3億円を上回る着地になった。通期予想は据え置いているが、経常利益に関しては、協力金の経常が進み、従来の44.6億円から53.8億円に上方修正へ。通期業績上振れも意識されるなど、着実な収益回復を評価する動きが優勢になっている。

アダストリア<2685>:2203円(+216円)

大幅反発。前日に22年2月期の決算を発表、営業利益は65.6億円で前期比8.6倍の大幅増益、3月18日に修正計画を公表済みで、実績値に関してはサプライズなし。一方、23年2月期は100億円で同52.3%増と連続大幅増益見通し。経済活動の緩やかな正常化を前提とし、各種施策効果による粗利の改善も見込んでいるようだ。26年2月期売上高2800億円、営業利益224億円などを数値目標とする中期計画も公表。

JTOWER<4485>:7460円(+110円)

大幅に続伸。台湾のFoxconnと第5世代移動通信システム(5G)で各携帯事業者に割り当てられているミリ波(28GHz帯)に対応した共用無線機の開発に関する契約を締結したと発表している。携帯事業者4社の帯域に対応しており、22年度後半の商用化を目指す。機器の小型・軽量化により、信号機や電柱など幅広い設置場所での導入を想定、機動的な基地局の整備を図るとしている。

アドベンチャー<6030>:9400円(+170円)

年初来高値。オフショアのシステム開発拠点として韓国子会社「Adventure Korea, Inc.(仮称)」を設立すると発表している。資本金は30億ウォン(3億0480万円)で、出資比率はアドベンチャー100%。設立年月日は7月の予定。また、新型コロナウイルス感染症の収束後に今後の観光市場の復活を見据えて旅行事業に参入する予定であることを明らかにしている。

ラクオリア創薬<4579>:846円(-14円)

朝高後、マイナス転換。韓国HKイノエン社に導出した胃食道逆流症治療薬tegoprazanについて、サブライセンス先である中国のLuoxin社が同国規制当局からびらん性胃食道逆流症を適応疾患として製造販売承認されたと発表している。ラクオリア創薬はHKイノエン社から開発マイルストン1億円を受領し、22年12月期第2四半期に事業収益として計上する。通期業績予想(営業利益は前期比40.6%減の4.20億円)は変更しない。

《ST》

提供:フィスコ

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