株価指数先物【寄り前コメント】 市場参加者が限られるなか、基本的には2万7000円を挟んだこう着に

市況
2022年4月18日 8時26分

大阪6月限ナイトセッション

日経225先物 27040 -40 (-0.14%)

TOPIX先物 1893.5 -3.0 (-0.15%)

シカゴ日経平均先物 26915 -275(14日)

(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

15日の米国市場はグッドフライデーの祝日で休場だった。

日経225先物(6月限)のナイトセッションは日中比30円高の2万7110円で始まり、その後は2万7090円~2万7120円辺りでの保ち合いを継続。米国市場が休場のため方向感に欠く展開が続くなか、一時2万6850円まで売られる場面があったが、終盤にかけて持ち直し、2万7040円で取引を終えた。

米国市場が休場だったほか、欧州市場は月曜日がイースターマンデーの祝日となるため商いは膨らまず、こう着感の強い相場展開になりそうだ。15日に発表された4月のニューヨーク連銀製造業景況指数、3月の米鉱工業生産はいずれも予想を上回る伸びだったため、これを受けた金利動向のほか、グローベックスの米株先物の動きを睨みながらの短期的な売買が中心になりやすい。基本的には2万7000円を挟んだこう着のなか、短期的に下に振れる局面では、その後のリバウンドを想定したロングでの対応。一方で、上値は75日移動平均線水準では強弱感が対立しやすいところ。

また、上海市で新型コロナウイルス感染拡大によるロックダウンが続く中国では、1-3月期四半期国内総生産(GDP)、3月小売売上高、3月鉱工業生産の発表が予定されている。指標の内容次第では短期的に仕掛けてくる材料になりそうだ。5日線は2万6900円辺りに位置しているため、ショートに追随する動きも同水準での短期的な値幅取り狙いとしておきたい。

先週末のNT倍率は先物中心限月で14.27倍に上昇し、一時3月半ば以来の水準までのリバウンドを見せた。先週は13日に14.10倍に低下し25日線を下回る場面も見られたが、その後は日経平均型優位の動きから切り返し、75日線を支持線に変えてきている。一目均衡表では雲上限での攻防が継続するなか、いったん雲下限を試してからの切り返しで雲上限を突破しており、テクニカル面からのトレンドは上向きである。

NT倍率は足元で14.10~14.30倍の保ち合いを継続しており、基本的にはリバランスが中心ではある。ただし、半導体株の出遅れ感が目立っていることから、レンジ下限レベルではNTロング(日経225先物買い・TOPIX先物売り)によるスプレッドを狙ったポジションの組成も意識しておきたいところだ。月末に控えるTOPIXの浮動株比率変更において、ソニーグループ <6758> [東証P]、東京エレクトロン <8035> [東証P]、ファナック <6954> [東証P]などのウエート上昇に対して、トヨタ自動車 <7203> [東証P]、伊藤忠商事 <8001> [東証P]、三井不動産 <8801> [東証P]などのウエートは低下するため、相対的に日経平均型が優位になりやすいだろう。

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