ウェンディーズが下落 アナリストが投資判断を「中立」に引き下げ=米国株個別
ファストフードのウェンディーズ<WEN>が下落。アナリストが投資判断を「買い」から「中立」に引き下げ、目標株価も従来の28ドルから22ドルに引き下げた。同社は同業他社に比べ、米個人消費環境の厳しさに対して優位な立場にあるとは言えないと指摘している。
リーマンショック後の2008/2009年の同社の既存店売上高は、当時上場していた同業他社の中で下限だったという。そのため今回も、既存店売上高と利益率の予想にリスクがあると見ているとしている。さらに、消費の厳しい環境下で、同社の主要な売上促進要因の1つである朝食はより大きな課題に直面し、売上高への貢献が制限される可能性があるとも指摘した。
ファストフード分野で「買い」に評価されている銘柄は、マクドナルド<MCD>、パパ・ジョンズ<PZZA>、ウィングストップ<WING>だという。マクドナルドは経済が軟調な場合でも、より回復力があるとし、利益の変動も小さいと指摘している。パパ・ジョンズやウィングストップは、家族やグループで食事をするのには安価であることから恩恵を受けると予想している。
(NY時間14:50)
ウェンディーズ<WEN> 20.43(-0.47 -2.23%)
マクドナルド<MCD> 251.05(+0.54 +0.22%)
パパ・ジョンズ<PZZA> 101.11(0.00 0.00%)
ウイングストップ<WING> 103.31(+1.39 +1.36%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美