クアルコムが決算受け上昇 売上高の大幅増加見通しを好感=米国株個別

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2022年4月28日 22時55分

半導体のクアルコム<QCOM>が上昇。前日引け後に1-3月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。第3四半期のガイダンスも公表しており、1株利益、売上高とも予想を上回る見通しを示している。新規市場への参入により、第3四半期の売上高が大幅に増加するとの見通しを示したことが好感されている模様。

今回の決算は、過去2年間のパンデミックによる急増後、チップ需要が減速しているという同社への懸念を払拭する内容で、エイモンCEOが長年主張してきた事業の多角化計画が成果を上げていることが示されている。

アナリストからは、マクロ環境への懸念と、特に中国における消費需要減速に直面する中で、今回の決算が堅調であったとは安心感につながったとの指摘が聞かれた。非携帯部門の成長と市場シェア拡大、そして、中国および韓国サムスンのAndroidスマホの平均販売価格(ASP)の上昇により、今回のビート&レイズが提供されたという。

(1-3月・第2四半期)

・1株利益(調整後):3.21ドル(予想:2.93ドル)

・売上高:111.6億ドル(予想:106.0億ドル)

QTC:95.5億ドル(予想:90.2億ドル)

QTL:15.8億ドル(予想:15.6億ドル)

携帯:63.3億ドル(予想:59.9億ドル)

RFフロントエンド:11.6億ドル(予想:11.6億ドル)

オートモーティブ:3.39億ドル(予想:2.87億ドル)

IoT:17.2億ドル(予想:16.1億ドル)

(4-6月・第3四半期見通し)

・1株利益(調整後):2.75~2.95ドル(予想:2.60ドル)

・売上高:105~113億ドル(予想:99.7億ドル)

QTC:91~96億ドル(予想:84.6億ドル)

QTL:14.0~16.0億ドル(予想:14.9億ドル)

(NY時間09:41)

クアルコム<QCOM> 144.31(+9.21 +6.81%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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