ダウ平均は反落 アマゾン、アップルの決算受けIT・ハイテク株が下げ主導=米国株序盤
NY株式29日(NY時間09:49)
ダウ平均 33789.25(-127.14 -0.38%)
ナスダック 12762.43(-109.10 -0.87%)
CME日経平均先物 27355(大証終比:+485 +1.78%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は反落して始まっている。IT・ハイテク株が下げを主導し、ナスダックも反落。決算を受けてアマゾン<AMZN>に売りが先行しており全体を圧迫。アップル<AAPL>は好調な決算を発表したが、サプライチェーン問題の影響に言及していた。
アマゾンは大幅安。売上高が2001年以来で最も小幅な伸びに留まったことが嫌気されている。パンデミックで在宅での消費が急増したが、人々の生活が通常に戻る中で、オンライン消費も縮小。ガイダンスでも第2四半期の売上高見通しは予想を下回っている。
アップルは売買交錯。決算は好調だったものの、サプライチェーンの制約が4-6月期の売上高に与える悪影響が40億-80億ドル程度になるとの見通しを明らかにしたほか、中国のロックダウンが打撃になるとの認識も示した。
市場からは、「前日のように強い上昇で終了するのはいつでも嬉しいことだが、経験上、ここ数週間で数多く経験した日中の乱高下は健全ではなく、不健全な市場の兆候だ」とのコメントも聞かれた。
ただ、決算は個別に大きな失望があったにせよ、市場の雰囲気を大きく和らげている。現時点でS&P500企業の純利益の伸びは前年比4.3%が見込まれており、既に発表を終えたS&P500企業の81%が予想を上回る純利益を計上している。
アップル<AAPL> 163.85(+0.21 +0.13%)
マイクロソフト<MSFT> 287.57(-2.06 -0.71%)
アマゾン<AMZN> 2529.56(-362.37 -12.53%)
アルファベットC<GOOG> 2368.24(-19.99 -0.84%)
テスラ<TSLA> 909.00(+31.49 +3.59%)
メタ・プラットフォームズ<FB> 211.26(+5.53 +2.69%)
AMD<AMD> 90.04(+0.40 +0.45%)
エヌビディア<NVDA> 196.22(-1.60 -0.81%)
ツイッター<TWTR> 49.23(+0.12 +0.25%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美