欧州委員会がアップルに異議告知書 「アップルペイ」の反トラスト法違反で=米国株個別

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2022年5月2日 23時00分

欧州委員会がきょう、アップル<AAPL>に対して、モバイル決済サービス「アップルペイ」が競合他社からのアクセスを制限していたことは反トラスト法違反に当たるとして、異議告知書を同社に送付した。それが確認されれば、同社には数十億ユーロ規模の多額の制裁金が科される可能性がある。

欧州委員会の反トラスト法責任者のベスタガー氏は声明で、「同社は、同社の端末内で利用できるモバイルウォレット開発のために必要な主要技術へのアクセスを競合他社に制限した疑いがある」と述べた。

EUは大手IT企業の影響を抑制しようと同社へも風当たりを強めている。今回のアップルペイの調査は、その取り組みの一環で、2020年6月に開始した2つの案件の一部。2016年には、EUはアップルに対して過去最高の130億ユーロの追徴税金を課す決定を下していた。それについては現在も係争中となっている。

(NY時間09:47)

アップル<AAPL> 157.12(-0.53 -0.34%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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