東京株式(前引け)=32円高、為替の円安進行でプラス圏浮上
6日前引けの日経平均株価は2日終値に比べ32円00銭高の2万6850円53銭。前場のプライム市場の売買高概算は6億8459万株、売買代金は1兆6198億円。値上がり銘柄数は1109、値下がり銘柄数は659、変わらずは70銘柄だった。
日経平均株価は小幅高。一時200円を超える下落となる場面があったが、売り一巡後は為替の円安進行も追い風となりプラス圏に浮上した。5日の米株式市場は、NYダウがインフレ懸念から1063ドル安と急反落した。米長期金利が上昇したことなどが警戒された。ただ、4日のNYダウは932ドル高と急伸していたことから、5日の急落は相殺されている。この日の為替市場では、1ドル=130円後半に円安が進行した。
個別銘柄では、レーザーテック<6920>や東京エレクトロン<8035>、ソニーグループ<6758>などハイテク株が安く、ソフトバンクグループ<9984>や任天堂<7974>が値を下げた。半面、トヨタ自動車<7203>や商船三井<9104>が高く、三井物産<8031>やINPEX<1605>が買われた。