東京株式(前引け)=続落、一時500円超下落もその後下げ渋る

市況
2022年5月10日 11時47分

10日前引けの日経平均株価は前営業日比244円81銭安の2万6074円53銭と続落。前場のプライム市場の売買高概算は6億9401万株、売買代金概算は1兆6296億円。値上がり銘柄数は579、対して値下がり銘柄数は1202、変わらずは56銘柄だった。

きょう前場の東京株式市場は、前日の米国株市場が波乱安の展開となり、NYダウなど主要株価指数が揃って年初来安値を更新したことで、朝方からリスク回避の売り圧力が強まった。中国経済の減速と米インフレに対する警戒感が強く、主力株中心に幅広く売り込まれ、日経平均は一時500円を超える下げで2万6000円台を割り込んだ。しかし、売り一巡後は空売りの買い戻しなどが入り、下げ幅を縮小している。前引け時点で日経平均は2万6000円台まで戻し、値下がり銘柄数も全体の65%にとどまった。

個別ではレーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>など半導体製造装置関連が売られ、日本郵船<9101>、商船三井<9104>なども軟調。ソニーグループ<6758>、オリエンタルランド<4661>も値を下げた。日本製鋼所<5631>、INPEX<1605>の下げも目立つ。NTTデータ<9613>も安い。半面、キヤノン<7751>が買い優勢となったほか日本電産<6594>がしっかり。ダイキン工業<6367>も頑強な動き。リンナイ<5947>が大幅高に買われ、RPAホールディングス<6572>、ダイトロン<7609>なども値を飛ばした。

出所:MINKABU PRESS

最終更新日:2022年05月10日 11時47分

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