マスク氏がマージンローンに代わるツイッター買収資金源を模索と伝わる=米国株個別
テスラ<TSLA>のマスクCEOがツイッター<TWTR>の買収資金を巡り、62.5億ドル規模のマージンローン(証券担保融資)が不要になるよう、十分な資金を調達するための協議に入っていると伝わった。ブルームバーグが複数の関係者の話として伝えた。モルガン・スタンレー率いる同氏のアドバイザーらが最大60億ドルの優先出資に関して、出資者候補の関心を探り始めたという。
マスク氏は440億ドルのツイッター買収資金を巡って当初、銀行融資で130億ドル、テスラ株を裏付けとしたマージンローン(証券担保融資)で125億ドル、自己資金で210億ドルを用意したとしていたが、投資会社やヘッジファンド、富裕層から71億ドルの出資を取り付け、マージンローンの125億ドルの部分を62.5億ドルまで半減させていた。
マスク氏は買収資金のためにすでにテスラ株を85億ドル売却しているが、市場では、さらに追加で売却するのではないかという不安が出ている。しかし、報道の通りに追加で資金を調達できれば、テスラ株への圧力も軽減されるだろうとの声も出ている。
(NY時間13:10)
テスラ<TSLA> 723.46(-10.54 -1.44%)
ツイッター<TWTR> 45.83(-0.26 -0.56%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美