話題株ピックアップ【夕刊】(2):近鉄エクス、マツキヨココ、ウェルスナビ

注目
2022年5月16日 15時23分

■NexTone <7094>  3,135円  +502 円 (+19.1%) ストップ高   本日終値

13日に決算を発表。「今期経常は25%増で6期連続最高益更新へ」が好感された。

NexTone <7094> [東証G] が5月13日大引け後(15:15)に決算を発表。22年3月期の連結経常利益は前の期比32.0%増の7.1億円に拡大し、23年3月期も前期比24.8%増の8.9億円に伸びを見込み、6期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。8期連続増収、6期連続増益になる。

⇒⇒NexToneの詳しい業績推移表を見る

■バイセル <7685>  3,315円  +502 円 (+17.9%) ストップ高   本日終値

BuySell Technologies<7685>はストップ高の3315円に買われた。前週末13日の取引終了後に発表した第1四半期(1~3月)連結決算が、売上高69億8900万円(前年同期比20.6%増)、営業利益7億7100万円(同21.3%増)、純利益4億5900万円(同22.7%増)と2割を超える営業増益となったことが好感された。第1四半期は、前年同期に出張訪問当たり買取量の増加などによる一過性の利益計上があり、その反動から減益を計画していたという。ただ、2月後半以降の新型コロナウイルス感染者減少による買い取りの反動需要や金相場価格の高騰に伴う換金ニーズの増加、継続的なtoC販売の増加などより買い取り・販売ともに順調に進捗し、売上高・利益ともに四半期での最高額を更新した。なお、22年12月期通期業績予想は、売上高325億円(前期比31.1%増)、営業利益31億円(同33.9%増)、純利益17億3000万円(同31.6%増)の従来見通しを据え置いている。同時に、ブランドバッグや時計、ジュエリー・貴金属などの買い取りを行う「Reuse Shop WAKABA」を展開するフォーナイン(東京都千代田区)の株式を取得し、子会社化することで基本合意したと発表した。取得株数などは今後決定し、7月中に株式を取得する予定。なお、同件による業績への影響は精査中としている。

■近鉄エクスプレス <9375>  3,400円  +504 円 (+17.4%) ストップ高   本日終値

近鉄エクスプレス<9375>がストップ高。前週末13日の取引終了後、近鉄グループホールディングス<9041>が近鉄エクスに対し、完全子会社化を目的にTOBを実施することを明らかにした。TOB価格を1株4175円としていることから、これにサヤ寄せする格好となったようだ。近鉄GHDは現在、子会社の持ち分も含めた合計で近鉄エクス株の47.09%を所有している。買い付け予定数は4024万1756株(下限1624万2600株、上限設定なし)で、買い付け期間は16日から7月5日まで。なお、TOB成立後に同社株は上場廃止となる予定で、これを受けて東京証券取引所は13日付で監理銘柄(確認中)に指定している。

■東映アニメーション <4816>  12,290円  +1,820 円 (+17.4%)  本日終値

東映アニメーション<4816>が底値離脱の動き。前週12日に発表した23年3月期業績予想では売上高を前期比22.8%増の700億円、営業利益を同1.1%増の183億円とした。「ドラゴンボール」シリーズなど主力作品群からの安定的な収益の確保・拡大を図るほか、海外事業に引き続き注力し、過去最高だった前期を上回る業績の達成を目指す見通し。また、配当予想も前期比5円増の99円と増配を計画しており、これを受けて翌13日の同社株は急反発。週明けきょうも大幅高となっており、今期見通しを評価した買いが続いている。

■エンビプロ <5698>  1,042円  +150 円 (+16.8%) ストップ高   本日終値

エンビプロ・ホールディングス<5698>が続急伸しストップ高の1042円に買われた。前週末13日の取引終了後、22年6月期の連結業績予想について、売上高を550億円から570億円(前期比39.2%増)へ、営業利益を27億2000万円から33億1000万円(同55.4%増)へ、純利益を23億円から28億7000万円(同92.4%増)へ上方修正し、あわせて23円を予定していた期末一括配当予想を25円に引き上げたことが好感された。世界的な脱炭素の動きを背景に金属スクラップなどのリサイクル原料を活用することへの評価が高まっていることや、ロシアによるウクライナ侵略の影響による鉄鋼半製品などの供給減少懸念の継続などを受けて、金属スクラップ価格が業績予想の前提条件を上回って推移していることが要因としている。なお、同時に発表した第3四半期累計(21年7月~22年3月)決算は、売上高406億1500万円(前年同期比51.1%増)、営業利益23億600万円(同84.4%増)、純利益19億7300万円(同2.9倍)だった。

■TOREX <6616>  2,657円  +382 円 (+16.8%) 一時ストップ高   本日終値

トレックス・セミコンダクター<6616>が大幅続伸し一時ストップ高の2775円に買われた。13日の取引終了後に発表した23年3月期の連結業績予想で、売上高330億円(前期比6.9%増)、営業利益50億円(同28.3%増)、純利益35億円(同10.9%増)と大幅増益を見込み、年間配当予想を前期比12円増の56円を予定していることが好感された。リモートワークの定着などを背景としたデジタル機器向けや車載向けなどに堅調で安定した需要が期待されている。なお、22年3月期決算は、売上高308億6400万円(前の期比30.2%増)、営業利益38億9700万円(同3.2倍)、純利益31億5700万円(同3.4倍)だった。

■マツキヨココ <3088>  4,960円  +700 円 (+16.4%) ストップ高   本日終値

マツキヨココカラ&カンパニー<3088>の上げ足鮮烈、商いを急増させ700円高はストップ高となる4960円まで買われる人気となった。都市型ドラッグストアの先駆的存在だが、ココカラファインとの経営統合による業容拡大効果に加え、仕入れ手法などの合理化で利益率が大幅に改善している。前週末13日取引終了後に発表した22年3月期決算は営業利益が前の期比31%増の414億700万円と大幅な伸びを達成、更に23年3月期の業績予想でも同利益は前期比28%増の530億円と前期と同様に3割近い伸びを見込んでおり、これがサプライズとなった。

■クオールHD <3034>  1,214円  +169 円 (+16.2%)  本日終値

13日に決算を発表。「今期経常は19%増で2期連続最高益、4円増配へ」が好感された。

クオールホールディングス <3034> [東証P] が5月13日大引け後(15:30)に決算を発表。22年3月期の連結経常利益は前の期比36.4%増の100億円に拡大し、23年3月期も前期比18.9%増の120億円に伸びを見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。

⇒⇒クオールHDの詳しい業績推移表を見る

■ウェルスナビ <7342>  1,743円  +240 円 (+16.0%)  本日終値

13日に決算を発表。「1-3月期(1Q)経常は赤字縮小で着地」が好感された。

ウェルスナビ <7342> [東証G] が5月13日大引け後(15:05)に決算を発表。22年12月期第1四半期(1-3月)の経常損益(非連結)は3300万円の赤字(前年同期は1億2500万円の赤字)に赤字幅が縮小した。

⇒⇒ウェルスナビの詳しい業績推移表を見る

■エムアップ <3661>  1,102円  +144 円 (+15.0%) 一時ストップ高   本日終値

エムアップホールディングス<3661>が急伸し、ストップ高の1108円に買われた。前週末13日の取引終了後に発表した23年3月期の連結業績予想で、売上高150億円(前期比10.5%増)、営業利益22億円(同31.0%増)、純利益13億5000万円(同38.3%増)と大幅増益を見込むことが好感された。新規に開設したファンクラブ/ファンサイトの会員獲得が順調に進み、既存のサイトでもアーティストの活動状況と歩調をあわせて会員の戻りが見られるなど、会員数が着実に増加していることに加えて、一次流通及び二次流通の電子チケットなど収益性の高い事業の売上構成割合が拡大していることが利益を押し上げる。なお、22年3月期決算は、売上高135億7400万円(前の期比10.1%増)、営業利益16億7900万円(同51.6%増)、純利益9億7600万円(同54.2%増)となった。

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.