東京株式(前引け)=小幅続伸、気迷いムードで上値重い展開に
17日前引けの日経平均株価は前営業日比53円98銭高の2万6601円03銭と続伸。前場のプライム市場の売買高概算は6億7468万株、売買代金概算は1兆4392億円。値上がり銘柄数は975、対して値下がり銘柄数は784、変わらずは74銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は、前日の欧米株市場が高安まちまちだったことから、目先気迷いムードで方向感の見えにくい地合いとなったが、下値では押し目買いニーズが強くプラス圏で推移する時間が長かった。好決算銘柄などを中心に買いが入り全体相場を支えた。一方、原油市況の高騰などが企業業績に与える影響なども警戒され、上値の重い展開を強いられた。結局、日経平均は50円あまりの上昇で前場の取引を終えた。値上がり銘柄数は全体の53%にとどまっている。
個別では日本郵船<9101>、川崎汽船<9107>など海運株への買いが目立っているほか、三井松島ホールディングス<1518>は出来高を伴い続急騰、INPEX<1605>も値を上げた。ファーストリテイリング<9983>がしっかり、任天堂<7974>も上昇した。日医工<4541>がストップ高で切り返し、レオパレス21<8848>も大商いで値を飛ばした。半面、売買代金首位のレーザーテック<6920>が軟調、アサヒグループホールディングス<2502>は急落した。SUMCO<3436>が安く、ベイカレント・コンサルティング<6532>も売りが優勢だった。クロス・マーケティンググループ<3675>、マネーフォワード<3994>は大幅安。