ホーム・デポが好調な決算も小幅高=米国株個別

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2022年5月17日 23時28分

ホーム・デポ<HD>が取引開始前に2-4月期決算(第1四半期)を発表し、既存店売上高が予想外の黒字だったほか、売上高も予想を上回った。1株利益も予想を上回っている。既存店売上高については米国が予想外の黒字となった。

ガイダンスも公表しており、通期の既存店売上高の見通しが予想を上回ったほか、1株利益の見通しも従来から上方修正した。住宅ローン金利上昇にもかかわらず、住宅設備機器への需要が続いていることを示した。また、顧客取引件数は8.2%減少したものの、平均購入単価が約11%上昇し、インフレにもかかわらず、消費者が住宅設備への消費を望んでいることを示している。

デッカーCEOは声明で、「昨年の歴史的な高成長との比較、春の始まりが遅かった点を考慮すれば、今回の堅調な業績は印象的なもだった」と述べた。

ただ、株価は買い先行で始まり、310ドル台まで上昇していたものの、買い一巡後は戻り売りに押されている。ウォルマート<WMT>の決算を受けて、他の小売株が軟調に推移していることで、同社株も圧迫されている模様。

(2-4月・第1四半期)

・既存店売上高:2.2%(予想:-2.4%)

米国:1.7%(予想:-1.75%)

・1株利益(調整後):4.09ドル(予想:3.71ドル)

・売上高:389.1億ドル(予想:386.3億ドル)

・顧客単価:91.72ドル

(通期見通し)

・既存店売上高:約+3%(予想:1.45%)

・1株利益:1桁台半ばの伸び(従来:1桁台前半の伸び)

・営業利益率:約15.4%(従来:概ね横ばい)

(NY時間10:15)

ホーム・デポ<HD> 298.43(+2.44 +0.82%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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