タナベ経営---22年3月期は2ケタ増収増益、DXコンサルティングの売上高が前期比2倍に

材料
2022年5月20日 10時33分

タナベ経営<9644>は13日、2022年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比14.7%増の105.72億円、営業利益が同23.2%増の9.26億円、経常利益が同20.7%増の9.31億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同21.2%増の6.04億円となった。

戦略コンサルティングの売上高は前期比18.5%増の59.40億円となった。ドメイン&ファンクションコンサルティングは、「中長期ビジョンの構築・推進」、「ビジネスモデル・成長戦略の構築」を主として、全体のチームコンサルティング契約数が伸長した。HR(人的資源)コンサルティングは、「人事制度再構築(働き方改革・ジョブ型雇用)」「FCCアカデミー(企業内大学)設立」等、同社独自のHR領域のマーケティングサイトも通じた大企業や上場企業からのニーズが増加し、全体のチームコンサルティング契約数が伸長した。M&Aアライアンスコンサルティングは、同社のM&Aコンサルティングの好調に加え、2021年1月に連結子会社となったグローウィン・パートナーズの該当分野の売上高の新たな追加と大型案件成約もあり、グループ全体で伸長した。リージョナルコンサルティングは、新型コロナウイルス感染症の影響下でも地域密着モデルの強みが発揮され、いずれの地域においても大企業や優良中堅企業との契約が増加し好調に推移した。

DXコンサルティングの売上高は前期比107.6%増の13.08億円となった。デジタル技術を活用したマーケティング戦略の策定から実装・改善までのワンストップコンサルティングに加え、IT構想化支援やERP導入等のバックオフィス業務のデジタルシフト支援が拡大した。

ブランド&デザインコンサルティングの売上高は前期比17.3%増の25.94億円となった。前年同期と同様、イベント等の中止や延期が影響したが、注力してきた好調業界向けのブランディング、大企業向けのSNSマーケティング、Webプロモーション等のチームコンサルティング契約数やCXデザイン、クリエイティブの案件数が増加した。

セールスプロモーション商品の売上高は前期比46.4%減の7.28億円となった。前年同期における感染防止対策商品の特需の反動減や各種イベント等の中止に伴うプロモーション商品全般が減少した。

2023年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比6.4%増の112.50億円、営業利益が同9.6%増の10.15億円、経常利益が同9.0%増の10.15億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同5.9%増の6.40億円を見込んでいる。

《ST》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.