FOMC議事録を受けダウ平均は上げ幅を伸ばす=米国株後半

市況
2022年5月26日 4時52分

NY株式25日(NY時間15:34)

ダウ平均   32185.95(+257.33 +0.81%)

ナスダック   11465.39(+200.94 +1.78%)

CME日経平均先物 26850(大証終比:+170 +0.63%)

きょうのNY株式市場、終盤になってダウ平均は上げ幅を伸ばしている。午後になって5月開催分のFOMC議事録が発表された。議事録では大半のメンバーが次回6月と7月の2回の0.50%ポイントの大幅利上げを支持していることが明らかとなった。その一方で、「迅速に利上げを実施すれば、年内において政策引き締めの効果、および経済の展開が政策調整をどの程度正当化したかを見極める上で良い位置につけることができると、多くの参加者が判断した」としている。

市場からは、FRBが中立金利の水準まで迅速に政策金利を引き上げたあとは、利上げを一旦停止し、年末に向けて再評価するのではとの見方も出ている。6月と7月の2回の大幅利上げを実施したとしても、9月は通常の0.25%ポイントの利上げを実施して一旦停止との見方や、7月から通常の利上げに戻すのではとの指摘も出ている。いずれにしろ、市場は議事録を受けて、これまでの利上げ期待を一歩後退させている印象だ。

IT・ハイテク株や銀行、エネルギー、産業など、これまで売りが強まっていたセクターに一斉に買い戻しが入り、ダウ平均も一時300ドル超上昇。一方、医薬品や日用品などディフェンシブ銘柄は軟調。

先週から小売りの2-4月期の決算発表が相次いでいる。決算を受けて小売り株は不安定な動きをしているが、市場からは、今回の小売りの決算は消費者の需要がモノからサービスにシフトしていることを反映しているとの声が出ているほか、株価下落は過剰反応との評価も出ているようだ。

取引開始前までに高級百貨店のノードストロム<JWN>が発表になっていたが株価はポジティブな反応を示している。ノードストロムは高インフレにもかかわらず富裕層の堅調な消費は続くと楽観視している。インフレにもかかわらず、サービスとハイエンドはまだ堅調なようだ。

一方、スポーツ用品販売のディックス・スポーティング<DKS>は決算を受けて一旦売りが強まったものの、急速に買い戻された。投資家との電話会議で、ナイキ<NKE>との提携がこれまでで最高であることや、売上高見通しの下方修正は経済状況全般で起きていることで、消費者や一般消費者が受けている圧力に対する警戒を反映したものであることなどを説明したことで安心感に繋がっているようだ。

高級住宅建設のトール・ブラザーズ<TOL>が決算受け上昇。数字が予想を上回ったことを素直に好感している模様。また、2000万株を上限とする新たな自社株買い計画も支援材料となっているようだ。しかし、アナリストからは慎重な声も少なくない。

会計ソフトのインテュイット<INTU>が決算受け上昇。ガイダンスで通期の1株利益の見通しを上方修正したほか、第4四半期の1株利益についても予想を上回る見通しを示した。

オンライン教育サービスの2U<TWOU>が大幅安。アナリストが投資判断を「売り」に引き下げた。

医薬品のヴェリカファーマ<VRCA>が62%の急落。同社は皮膚疾患や皮膚治療用の医薬品を開発。同社の軟属腫治療薬「VP-102」がFDAから非承認通知(CRL)を受領したと発表。

ノードストローム<JWN> 23.59(+2.91 +14.07%)

ディックス・スポーティング<DKS> 78.59(+7.35 +10.31%)

トール・ブラザーズ<TOL> 48.25(+3.71 +8.33%)

インテュイット<INTU> 390.40(+31.43 +8.76%)

2U<TWOU> 8.78(-1.83 -17.22%)

ヴェリカ<VRCA> 2.08(-3.48 -62.59%)

アップル<AAPL> 141.13(+0.77 +0.55%)

マイクロソフト<MSFT> 262.79(+3.17 +1.22%)

アマゾン<AMZN> 2148.15(+66.15 +3.18%)

アルファベットC<GOOG> 2118.85(+0.33 +0.02%)

テスラ<TSLA> 664.62(+36.46 +5.80%)

メタ・プラットフォームズ<FB> 184.15(+2.87 +1.58%)

AMD<AMD> 93.12(+1.96 +2.15%)

エヌビディア<NVDA> 168.98(+7.44 +4.60%)

ツイッター<TWTR> 37.02(+1.26 +3.51%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.