エヌビディアが決算受け時間外で6%下落=米国株個別
エヌビディア<NVDA>が引け後に2-4月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。データセンター、ゲーム部門とも予想を上回った。ガイダンスも公表しており、第2四半期の売上高は予想を下回る見通しを示した。
ガイダンスについては、中国におけるサプライチェーンの混乱が続くことを反映したもので、ロックダウンにより生産ラインや輸送ラインが寸断されている。そのため、同社のような企業は依然伸びているチップの需要を生かすことができなくなっている。ウクライナ侵攻で広範囲に渡る制裁を受けたロシアも見通しを悪化させる要因として挙げた。
決算受け時間外で株価は6%安。市場はパンデミックで急増した需要が薄れ、好不況のサイクルが始まるのではないかと懸念しているとの指摘も出ていた。?
(2-4月・第1四半期)
・1株利益(調整後):1.36ドル(予想:1.30ドル)
・売上高:82.9億ドル(予想:81.0億ドル)
データセンター:37.5億ドル(予想:36.2億ドル)
ゲーム:36.2億ドル(予想:35.3億ドル)
プロフェッショナル・ビジュアル:6.22億ドル(予想:6.48億ドル)
自動車:1.38億ドル(予想:1.38億ドル)
・粗利益率(調整後):67.1%(予想:67.0%)
・FCF:13.5億ドル(予想:24.2億ドル)
(5-7月・第2四半期見通し)
・売上高:81億ドル±2%(予想:84.4億ドル)
・粗利益率(調整後):66.6~67.6%
(NY時間16:41)時間外
エヌビディア<NVDA> 159.28(-10.47 -6.17%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美