話題株ピックアップ【夕刊】(1):フロンテオ、エムアップ、神戸物産

注目
2022年5月26日 15時16分

■FRONTEO <2158>  1,073円  +90 円 (+9.2%)  本日終値

FRONTEO<2158>が4日ぶりに急反発。25日の取引終了後、医学論文探索AIシステム「Amanogawa」が科研製薬<4521>で導入されたと発表しており、これが好感されたようだ。Amanogawaは独自のAIエンジン「Concept Encoder」を搭載した論文探索AIシステム。科研薬は本社と京都・静岡の新薬創生センターで使用し、創薬研究の加速を図る。

■エムアップ <3661>  1,185円  +91 円 (+8.3%)  本日終値  東証プライム 上昇率4位

エムアップホールディングス<3661>が急反発。25日の取引終了後、福岡ソフトバンクホークス初のオリジナルNFTサービス「タカコレ NEXT」を提供開始すると発表しており、これが好材料視された。「タカコレ NEXT」は、福岡ソフトバンクホークスの選手肖像を活用した公式NFTコンテンツ販売サービス。3DViewerでどの方向からも楽しめる実物のようなNFTカードなどを販売する予定だ。連結子会社で電子チケット事業を展開するTixplusと共同で運営し、6月10日からサービス提供を始めるとしている。

■神戸物産 <3038>  2,918円  +114 円 (+4.1%)  本日終値

神戸物産<3038>が急伸。25日の取引終了後に発表した4月度単体業績は、売上高が367億2900万円(前年同月比10.9%増)、営業利益が24億5800万円(同15.3%増)となったことが好感された。4月末まで開催していたセールが好調だったことに加え、引き続きテレビ番組をはじめとする各種メディアやSNSなどの影響で来店客数が増加したことが牽引した。また、商品別では引き続き利便性の高い冷凍野菜や冷凍果物などが伸長したほか、セール対象商品も好調に推移したという。

■M&Aキャピ <6080>  3,345円  +110 円 (+3.4%)  本日終値

M&Aキャピタルパートナーズ<6080>が高い。同社はきょう、SOMPOホールディングス<8630>傘下の損害保険ジャパンと事業承継・M&Aの推進及び課題解決に向けて業務提携したことを明らかにしており、これが買い手掛かりとなったようだ。これにより、損保ジャパンは全国の代理店とも連携し、事業承継で悩みを持つ顧客企業(売り手候補企業)をM&Aキャピに紹介。M&Aキャピは紹介された企業に対して、M&A仲介サービスを提供することで、安心・安全な事業承継・M&Aの成立を支援するとしている。

■ラウンドワン <4680>  1,568円  +50 円 (+3.3%)  本日終値

ラウンドワン<4680>が4日ぶり大幅高。新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかかるなか、岸田政権は6月から入国規制の緩和などに前向きな姿勢を示しており、東京株式市場ではインバウンドが見込まれるレジャー関連などに物色の矛先が向いている。そうしたなか、市場関係者は「同社の23年3月期の業績予想はトップライン、利益ともにかなりの急回復を見込んでおり、これが投資資金の食指を動かす背景にある。直近では三菱UFJモルガンが目標株価を大幅に引き上げたことなどが株価上昇を後押ししているもようだ」(中堅証券ストラテジスト)としている。

■テレ東HD <9413>  1,973円  +45 円 (+2.3%)  本日終値

テレビ東京ホールディングス<9413>が6日ぶりに反発。25日取引終了後、発行済み株式数(自社株を除く)の0.7%にあたる20万株または4億6000万円を上限に自社株買いを実施すると発表。これが好材料視された。買い付け期間は5月26日から7月14日まで。うち14万500株は26日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で取得するとし、きょう11時30分に買い付けを完了したと発表した。なお、取得した自社株は7月29日付で全て消却する予定という。

■日本航空 <9201>  2,325円  +51 円 (+2.2%)  本日終値

日本航空<9201>、ANAホールディングス<9202>が揃って上昇、業種別騰落では33業種中で「空運」が上昇率トップとなっている。政府が6月にも外国人観光客の新規受け入れを再開する方針が伝えられていることで、国際線需要の回復への期待が株価を押し上げる材料となっている。JAL、ANAHDともに22年3月期は2期連続の大幅最終赤字となったが、いずれも23年3月期は黒字転換が見込まれている。また、株式需給面では両銘柄とも直近データで信用買い残が減少しており、これも上値の軽さにつながっている。

■日本ケミコン <6997>  1,737円  +36 円 (+2.1%)  本日終値

日本ケミコン<6997>が4日ぶりに反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は25日、同社株の「オーバーウエイト」を継続するとともに目標株価を2750円から2900円に引き上げた。エクイティストーリーは「構造改革完遂に伴う業績改善」としている。アルミ電解コンデンサーの第4四半期(1~3月)のBBレシオは1.2超と高水準であり、車載チップ品、産業機械向け大型品、ハイブリッド品などを中心に能力を上回る受注を受けている。23年3月期の連結営業利益は従来予想の112億円から100億円(会社予想93億円)に見直し、24年3月期の同利益は132億円から120億円に修正したが、生産性改善により供給能力が上昇すれば、業績上積みが期待される状況とみている。

■三井化学 <4183>  3,085円  +60 円 (+2.0%)  本日終値

三井化学<4183>が続伸。SMBC日興証券が25日付で同社の投資判断「1(強気)」を継続し、目標株価を前回の3800円から4300円に引き上げたことが好感されたようだ。23年3月期は減益ガイダンスが提示されたが、機能商品の利益は想定以上に伸長する計画のため、好印象と報告。機能商品の成長性の高さを考慮すれば、6倍前後の予想PERは割安感が特に強いとみている。また、株主還元方針からみて、自己株式の取得を発表する可能性もあると指摘している。

■稲畑産業 <8098>  2,212円  +33 円 (+1.5%)  本日終値

稲畑産業<8098>は続伸。午後2時ごろ、保有する投資有価証券2銘柄を売却したのに伴い、23年3月期の業績に投資有価証券売却益約62億円(見込み)を特別利益として計上する予定と発表しており、これが好感された。中期経営計画における政策保有株の縮減方針の一環として保有資産の効率化を図ることが目的。なお、23年3月期業績予想への影響は織り込み済みとしている。

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