高島屋など百貨店株が軒並み高、2年ぶり外客入国規制解除でインバウンド期待再燃
高島屋<8233>、松屋<8237>、エイチ・ツー・オー リテイリング<8242>、三越伊勢丹ホールディングス<3099>、J.フロント リテイリング<3086>、丸井グループ<8252>など百貨店株が一斉高に買われている。岸田政権は新型コロナウイルスの水際対策として停止していた外国人観光客の入国を、6月10日から再開する方針を示している。観光目的の入国を認めるのは約2年2カ月ぶりということで、ほぼ完全消失状態にあったインバウンド需要の復活が見込まれる。今年3月以降に外国為替市場で円安が進行したことも外国人観光客の消費意欲を高めることが予想され、高額商品を扱う百貨店は収益への恩恵が大きいとの見方で、物色人気を誘っている。