米国株見通し:下げ渋りか、軟調継続も政策運営に期待

市況
2022年5月27日 13時57分

(13時50分現在)

S&P500先物      4,055.70(-2.1)

ナスダック100先物  12,274.30(-2.5)

米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は30ドル安。NY原油先物(WTI)は堅調地合いとなり、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。

26日の主要3指数は続伸。前日終値付近で寄り付いた後は上げ幅を拡大し、ダウは516ドル高の32637ドルと5日連続で上値を伸ばした。この日発表された経済指標で新規失業保険申請件数は小幅に改善したものの、国内総生産(改定値)は速報値を下方修正、住宅関連指標は予想外に悪化し、先行き不透明感を強めた。ただ、小売大手の決算発表で良好な業績が好感されると、消費関連への買いが波及する形で指数を押し上げた。

本日は下げ渋りか。足元で発表された経済指標は予想を下回る内容が目立つものの、連邦準備制度理事会(FRB)当局者は引き締め加速のスタンスを強め、景気減速懸念の売りが出やすい地合いに変わりはない。ただ、今晩発表のコアPCE価格指数は前回から伸びが鈍化する見通し。政策決定の目安の1つとされる同指数の上昇が一服すれば当局は今後タカ派姿勢を弱めるとの期待感から、売り一巡後は慎重ながら買戻しの可能性もあろう。

《TY》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.