ギャップが決算受け下落 ガイダンス下方修正が予想以上にひどい=米国株個別

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2022年5月27日 22時53分

ギャップ<GPS>が下落。前日引け後に2-4月期決算(第1四半期)を発表し、既存店売上高が予想以上の減収となったほか、1株損益も予想以上の赤字となった。売上高は予想範囲内。ガイダンスも公表しており、営業利益率を大幅に下方修正したうえで、1株利益の見通しも大幅に下方修正した。

今回の決算は営業上の不手際とコスト増が同社を苦しめていることを示した。バナナリパブリックは好調だったものの、オールドネイビー、ギャップ、アスレタが不調だった。

同社のシンガルCEOは声明で、「コスト増と中国でのロックダウンが利益を圧迫した。旗艦ブランドであるオールドネイビーは、サイズと品揃えのアンバランスと納品遅れに悩まされた」と述べた。同社は先月にオールドネイビーのCEOの退任を発表していた。

アナリストからも投資判断の引き下げが伝わっている。ガイダンス下方修正が予想以上にひどいと指摘したうえで、マクロ環境の悪化で、さらなる下方修正の可能性もあるという。

(2-4月・第1四半期)

・既存店売上高:-14.0%(予想:-9.9%)

オールドネイビー:-22%(予想:-16.8%)

ギャップグローバル:-11%(予想:-3.2%)

バナナリパブリック:+27%(予想:+11.8%)

アスレタ:-7%(予想:+10%)

・1株損益(調整後):-0.44ドル(予想:-0.14ドル)

・売上高:34.8億ドル(予想:34.6億ドル)

・粗利益率(調整後):31.5%(予想:35.3%)

(通期見通し)

・1株利益(調整後):0.30~0.60ドル(従来:1.85~2.05ドル)(予想:1.32ドル)

・売上高:1桁台前半~半ば

・営業利益率:1.8~2.8%(従来:6.3~6.8%)(予想:4.6%)

(NY時間09:39)

ギャップ<GPS> 10.38(-0.74 -6.61%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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