1日の株式相場見通し=続落か、為替の円安進行は下支え材料に

市況
2022年6月1日 8時00分

1日の東京株式市場は前日に続き、主力株をはじめ幅広い銘柄に利益確定目的の売りが優勢となりそうだ。日経平均は売り買い交錯のなかもマイナス圏で推移する可能性が高い。前日の米国株市場では主要株価3指数が揃って安くなった。NYダウは一時400ドルを超える下落をみせる場面もあり、足もとでリスクを回避するムードが強まった。EUがロシア産原油の禁輸で合意したことを受け、WTI原油価格が一時1バレル=119ドル台まで上昇し2カ月ぶりの高値をつけたことから、インフレに対する警戒感が再び強まっている。米長期金利の上昇が投資家のセンチメント悪化につながっている。東京市場では前日に日経平均が3日ぶりに反落したものの下げ幅は限定的だった。押し目買いニーズが強く下値抵抗力を発揮しているが、きょうは外国為替市場で1ドル=128円台後半まで急速に円安が進んでいることから、輸出セクターには追い風材料となり、全体相場を下支えする可能性もある。

31日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比222ドル84セント安の3万2990ドル12セントと7日ぶりに反落。ナスダック総合株価指数は同49.740ポイント安の1万2081.391だった。

日程面では、きょうは1~3月期法人企業統計、5月の新車販売台数、5月の軽自動車販売台数など。海外では1~3月期豪GDP、5月の財新中国製造業PMI、4月のユーロ圏失業率、5月の米ISM製造業景況感指数、米地区連銀経済報告(ベージュブック)など。

出所:MINKABU PRESS

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