ウエスタンデジタルが戦略的代替案を検討と発表 株価は戻り売りに押される=米国株個別

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2022年6月8日 23時26分

半導体のウエスタンデジタル(WD)<WDC>はアクティビスト(物言う投資家)のエリオット・インベストメントや他の株主との協議を踏まえ、戦略的代替案を検討していると発表した。主要事業の分割につながる可能性がある。

同社の主要事業はフラッシュとハードディスクドライブ(HDD)だが、フラッシュは日本のキオクシア<6600>との合弁事業で製造されており、HDDはストレージとしての役割がフラッシュに徐々に取って代わられつつある。

ゲックラーCEOは発表文で「価値創出を最大化するためには、フラッシュとHDD事業に関する構造的選択肢を中心とする戦略的代替案の総合評価が必要だとの見方で取締役会は一致している」と説明した。

エリオットは今回の発表を支持しており、同社2部門の価値を高める計画に投資する意向を表明した。エリオットは5月に、WDの取締役会に書簡を送り、事業分割で創出し得る戦略見直しを行うよう求めていた。

ただ、株価は買い先行で始まったものの、直ぐに戻り売りに押され下げに転じている。

(NY時間10:13)

ウエスタンデジタル<WDC> 60.06(-0.26 -0.43%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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