アルトリアが下落 アナリストが投資判断を「売り」に引き下げ=米国株個別
たばこのアルトリア<MO>が下落。アナリストが投資判断を「売り」に引き下げ、目標株価も従来の54ドルから50ドルに引き下げた。マクロ環境の圧力と競争リスクの高まりを理由に挙げている。
ガソリン価格の上昇と消費者心理の悪化による圧力が、タバコの販売量を圧迫し、下振れリスクを高める可能性が高いという。これらに加え、短期的なファンダメンタルズの圧力が同社のたばこポートフォリオを圧迫し、希望小売価格の値上げ余地も限定的、フィリップモリス<PM>によるスウェーデンのスウェディッシュ・マッチ社への買収提案など、同社には長期的な懸念があるという。
同アナリストは、年内のたばこ業界の販売数量予測も1%ポイント引き下げており、2022年は7.5%減としている。
(NY時間15:08)
アルトリア<MO> 50.16(-3.85 -7.13%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美