株価指数先物【昼のコメント】 ヘッジ対応で権利行使価格の3万8375円を捉えてくる可能性も

市況
2022年6月9日 12時13分

日経225先物は11時30分時点、前日比100円高の2万8290円(+0.35%)前後で推移。寄り付きは2万8230円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万8150円)にサヤ寄せする格好からやや利食い先行で始まった。一時2万8180円と下落に転じたものの売りは続かず、その後の切り返しにより2万8320円まで買われた。前場半ばにかけて再び軟化する場面も見られたが、押し目ではロングの動きもあり、2万8300円近辺で強い値動きを継続。

指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテイリング <9983> [東証P]やソフトバンクグループ <9984> [東証P]が日経平均株価をけん引する一方で、東京エレクトロン <8035> [東証P]が重荷となり、方向感をつかみづらくさせている。ただし、下値の堅さは確認されており、前場半ば以降はオプション権利行使価格の2万8250円~2万8375円のレンジで推移。明日のメジャーSQを前にヘッジ対応の動きが強まるようだと、後場は権利行使価格の3万8375円を捉えてくる可能性も意識されそうだ。

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