Mipoxなど買われる、パワー半導体関連の一角に物色の矛先強まる
Mipox<5381>が続伸、底値圏離脱の動きをみせている。パワー半導体関連株の一角が相次いで人気化する動きをみせており、直近ではパワー半導体の成膜工程で数多く採用実績のある枚葉式ウエット処理装置を手掛ける高田工業所<1966>が全体相場に逆行して急速に上値を追った。Mipoxは次世代パワー半導体材料のSiCやGaNウエハーに含まれる「転位欠陥」を非破壊可視化できる新技術を開発している。また、最近ではタカトリ<6338>が5月末にSiC材料切断加工装置の大口受注を(約80億円)を海外企業から獲得したことを発表、これを契機に急騰相場を演じた経緯がある。世界的な電気自動車(EV)シフトが進むなか、次世代パワー半導体分野への成長期待も高まっており、関連銘柄への買いが活発化しているようだ。