20日の株式相場見通し=強含み推移か、米景気後退への懸念は重荷

市況
2022年6月20日 8時04分

20日の東京株式市場は、売り買い交錯も強含み推移が予想される。前週末の米国株市場では、ハイテク株の一角が買い戻されたことで、ナスダック総合株価指数が150ポイントあまりの上昇で切り返しに転じた。ただ、NYダウは取引終盤に値を消し、小幅ながらマイナス圏で引けている。FRBの金融引き締め強化を背景とした米景気後退に対する思惑が高まり、引き続き上値の重さにつながっている状況だ。前週のNYダウの下落率は4.8%に達し、1週間のタームで見た下落率では今年に入ってから最大となった。原油先物価格が暴落したことでシェブロン<CVX>やエクソン・モービル<XOM>などのエネルギー関連株の下げが顕著だった。東京市場では、前週末に日経平均が470円弱の急落で2万6000円台のフシ目を一気に割り込んだが、きょうは突っ込み警戒感からの空売り買い戻しや押し目買いが機能し、下値抵抗力を発揮する可能性がある。足もとのドル高・円安は輸出セクターに追い風となる。ただ、相場環境が依然として不透明ななか戻り売り圧力も拭えず、2万6000円台前半は上値が重そうだ。足もとで国内に株高を後押しする買い材料は少なく、取引時間中はアジア株の動きなどにも左右されやすい。

17日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比38ドル29セント安の2万9888ドル78セントと続落。ナスダック総合株価指数は同152.251ポイント高の1万798.350だった。

日程面では、きょうは5月の首都圏マンション販売など。また、スタンダード市場にヤマイチ・ユニハイムエステート<2984>が新規上場する。海外では中国最優遇貸出金利など。なお、米国株市場は祝日に伴い休場となる。

出所:MINKABU PRESS

最終更新日:2022年06月20日 08時46分

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