話題株ピックアップ【夕刊】(3):象印、トリプルアイ、キャンバス

注目
2022年6月21日 15時18分

■象印マホービン <7965>  1,400円  +4 円 (+0.3%)  本日終値

象印マホービン<7965>はしっかり。同社は20日の取引終了後、22年11月期の連結業績予想について、売上高を793億円から815億円へ、営業利益を44億円から50億円へ、純利益を34億円から40億円へ上方修正したことが好感された。会計基準の変更に伴い前期との比較はないものの、上期において国内で主力の炊飯ジャーや電気ポットが好調に推移したほか、海外でも北米、中国、台湾、東南アジアの主要地域で炊飯ジャーなど調理家電製品の売り上げが増加したことが売上高・利益を押し上げた。また、下期も圧力IH炊飯ジャー「炎舞炊き」の新商品や新規カテゴリー商品の投入で売上高の拡大を図る。なお、想定為替レートは1ドル=125円(従来想定110円)としている。

■トリプルアイズ <5026>  1,386円  +300 円 (+27.6%) ストップ高   本日終値

トリプルアイズ<5026>が大幅続伸。同社は20日、ヤマダホールディングス<9831>及びヤマダデンキと共同開発した顔認証決済アプリ「ヤマダPay顔認証決済」のサービス提供を拡大すると発表しており、これが買い手掛かりとなったようだ。ヤマダPay顔認証決済は、顧客が顔登録用アプリを利用し、自身の顔画像を事前登録後に、ヤマダデンキの店舗で会計時に顔認証をすることで、財布もカードも持たずに手ぶらで買い物ができる決済サービス。顔認証AIにはトリプルアイズの独自開発による画像認識プラットフォーム「AIZE(アイズ)」が採用されている。このほど、ヤマダNEOBANK口座を開設した顧客も顔認証決済が可能となり、ヤマダNEOBANK口座での顔認証決済サービスの提供をスタート。先行リリースの対象店舗は1都3県のLABI13店舗となり、全店展開は2022年7月上旬を予定している。

■コムシード <3739>  397円  +65 円 (+19.6%)  本日終値

コムシード<3739>が急伸。20日の取引終了後、子会社のHashLinkがNFTプロジェクト「Tokyo Mongz Hills Club(東京モンズヒルズクラブ)」のリリースを決定したと発表しており、これが材料視されたようだ。リリースは今夏を予定している。同プロジェクトは、ブロックチェーン開発企業のHashPalette(東京都港区)が手掛けるNFTマーケットプレイスで行うという。

■キャンバス <4575>  645円  +100 円 (+18.4%) ストップ高   本日終値

キャンバス<4575>はストップ高。20日の取引終了後、米国で実施している膵臓がんを対象としたCBP501の第2相臨床試験ステージ1の3剤併用投与群の一つで投与開始から3カ月を上回る病勢安定1例が確認され、同投与群で2例目の「3カ月無増悪生存」になったと発表。これにより、同3剤併用投与群が早期無効中止とならず、ステージ2または臨床第3相試験へ進むことが確定したとしており、これが好材料視された。

■セルシード <7776>  150円  +23 円 (+18.1%)  本日終値

セルシード<7776>が後場に入って急伸。同社はきょう、北海道大学大学院医学研究院と、細胞シート工学を用いた中枢神経損傷関連疾患の新規治療方法に関する共同研究を開始したと発表。これが材料視されたようだ。この研究で、北海道大学は保有する自家骨髄由来細胞などを提供するとともに、同社の技術協力のもと同疾患に関する治療の品質、安全性及び有効性に係る非臨床試験を実施する。同大学は間葉系幹細胞をヒト骨髄液から高純度に精製分離・培養する方法を有しており、この研究では同社が提供する再生医療基盤技術「細胞シート工学」を用いて、同方法により精製した骨髄由来間葉系幹細胞から細胞シートを作製する再生医療の実用化を目指すとしている。

■シンワワイズ <2437>  967円  +133 円 (+16.0%) 一時ストップ高   本日終値

Shinwa Wise Holdings<2437>が急速人気化。時価は2013年5月につけた高値940円を大きく上回り、2008年4月以来14年2カ月ぶりの高値圏に浮上している。美術品公開オークションの企画・運営で業界トップに位置し、投資サロンやアートファンドの組成にも注力する姿勢をみせている。また、メタバースやNFT関連の一角としても注目され、NFTアートオークションを開催し成功を収めるなどマーケットの視線をさらった経緯がある。同社は子会社を通じ仮想空間に江戸の町を開発するエドバース事業を推し進めているが、20日にはGameFiによるゲームを構築しているEdoverse Foundation(登記申請中)が、Edoverseイメージ画像を発表、事業化に向けた着実な進展を材料視する形で投資資金が改めて攻勢をかけている。

■タメニー <6181>  134円  +18 円 (+15.5%)  本日終値

タメニー<6181>が4連騰し年初来高値を更新。20日の取引終了後、和歌山県から結婚支援事業企画運営業務を受託したと発表しており、これが好材料視された。今回受託した業務は、婚活イベントの企画・運営や婚活イベント参加者へのフォロー、独身者向け結婚支援塾の企画・運営。1回目のイベント開催は7月を予定しているという。

■ワンダープラネット <4199>  1,989円  +161 円 (+8.8%)  本日終値

ワンダープラネット<4199>が後場一段高。同社はきょう、今夏に全世界同時配信リリースを予定している新作スマートフォン向けゲーム「アリスフィクション」の事前登録者数が50万人を突破したと発表しており、期待感が高まるかたちとなったようだ。同ゲームは、かんたん爽快なハイスピードパズルバトルが楽しめる「ヤミツキ光速パズルRPG」で、今月3日から事前登録を開始。7日には事前登録者数が30万人を突破したと発表していた。

■マクビープラ <7095>  6,140円  +470 円 (+8.3%)  本日終値

Macbee Planet<7095>が大幅高。20日の取引終了後、日本デジタル空間経済連盟に加盟したと発表しており、これを材料視した買いが入ったようだ。同連盟はWeb3.0時代の日本経済発展に向けて、メタバース領域における政策提言やガイドライン策定に関する協業、勉強会やセミナー、イベント開催などでの協働を行っていく団体。同社では、デジタル空間における経済活動の活性化を目的とする同連盟の趣旨に賛同し、参画するに至ったとしている。

■博展 <2173>  750円  +52 円 (+7.5%)  本日終値

博展<2173>が急反発。前週末につけた高値721円を払拭、2020年1月以来約2年5カ月ぶりの高値をつけた。今月1日に大陽線で上放れて以降、継続的に投資資金の流入が観測されている。同社はディスプレー制作などをはじめ、企業のイベントや販促支援ビジネスを展開している。新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかかるなか、政府の景気刺激策を背景としたリオープン関連の一角として人気化素地を開花させている。22年3月期に営業損益を大幅黒字化させたが、23年3月期は伸びが加速し同利益が前期比31%増の7億円と過去最高利益更新を見込んでいる。株式需給面では、個人投資家好みの中低位小型株ながら信用買い残が少なく、上値の軽さが意識されている。

●ストップ高銘柄

マツモト <7901>  17,690円  +3,000 円 (+20.4%) ストップ高   本日終値

ジィ・シィ企画 <4073>  907円  +150 円 (+19.8%) ストップ高   本日終値

ENECHANGE <4169>  1,033円  +150 円 (+17.0%) ストップ高   本日終値

メタリアル <6182>  1,053円  +150 円 (+16.6%) ストップ高   本日終値

Amazia <4424>  703円  +100 円 (+16.6%) ストップ高   本日終値

など、8銘柄

●ストップ安銘柄

なし

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.