東京株式(大引け)=21円高、朝高後に値を消すも終盤強含み小反発

市況
2022年6月23日 15時50分

23日の東京株式市場は方向感の見えにくい展開となり、日経平均は朝高後にマイナス圏に沈んだが、下値抵抗力も発揮し、結局小幅高で取引を終了した。

大引けの日経平均株価は前営業日比21円70銭高の2万6171円25銭と小幅反発。プライム市場の売買高概算は10億8229万株、売買代金概算は2兆6528億円。値上がり銘柄数は1100、対して値下がり銘柄数は668、変わらずは70銘柄だった。

きょうの東京市場は、気迷いムードの強い展開だった。前日のパウエルFRB議長の米上院での議会証言は、警戒されたようなタカ派的な内容ではなかったことで投資家の過度な不安心理が後退している。しかし米株市場では上値も重く、NYダウ、ナスダック総合株価指数ともに小幅安で引けている。これを受けて東京市場でも積極的な買いは続かず、日経平均は朝高後に下げに転じる場面もあった。食品や小売り、不動産など内需関連が買われる一方、世界景気減速を懸念して景気敏感株に売りが目立った。半導体関連は買い戻しの動きがみられたものの、上値も重かった。値上がり銘柄数は値下がり銘柄数を大幅に上回り、プライム市場全体の6割を占めた。ただ、TOPIXはわずかながら安く引けている。

個別では、東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>がいずれも小幅ながらプラス圏で引けたほか、ソフトバンクグループ<9984>もしっかり。ファーストリテイリング<9983>も上昇、東芝<6502>も物色人気を集めた。東京海上ホールディングス<8766>が高く、NTT<9432>も値を上げた。ダイヤモンドエレクトリックホールディングス<6699>が急騰、ミクニ<7247>、ラクーンホールディングス<3031>、リンクアンドモチベーション<2170>なども値を飛ばした。

半面、日本郵船<9101>、商船三井<9104>などが安く、キーエンス<6861>も売られた。塩野義製薬<4507>は大幅安、三菱重工業<7011>も下値を探った。ADEKA<4401>が急落、メイコー<6787>、大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>、住友金属鉱山<5713>も大きく水準を切り下げた。Gunosy<6047>、日立建機<6305>、ワイエイシイホールディングス<6298>などの下げも目立つ。

出所:MINKABU PRESS

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