HBフラーが下落 原材料と配送コスト上昇の予想を嫌気=米国株個別

材料
2022年6月23日 23時51分

接着剤やコーティング剤など特殊化学品のHBフラー<FUL>が前日引け後に3-5月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表しており、通期見通しは予想範囲内となっている。

株価は冴えない反応。同社は主に工業用需要と米国の石油化学製品の供給制限により、原材料と配送コストが年を追って上昇する見込みだと述べたことが嫌気されている模様。

ただ、アナリストからは、「リセッション(景気後退)への懸念から、今後の販売数量が投資家の頭に浮かぶだろうが、同社は中国のロックダウンの影響を受けた第2四半期に良好な数量の伸びを記録した」との評価も出ている。

(3-5月・第2四半期)

・1株利益(調整後):1.11ドル(予想:1.07ドル)

・売上高:9.93億ドル(予想:9.67億ドル)

・粗利益率(調整後):25.7%(予想:25.7%)

・EBITDA(調整後):1.39億ドル(予想:1.36億ドル)

(通期見通し)

・1株利益(調整後):4.10~4.35ドル(予想:4.20ドル)

・EBITDA(調整後):5.30~5.50億ドル(予想:5.40億ドル)

(NY時間10:40)

HBフラー<FUL> 59.13(-2.31 -3.76%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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