ザインの上昇波鮮烈、ストップ高目前まで駆け上がり年初来高値更新
ザインエレクトロニクス<6769>の上昇波鮮烈。一時ストップ高まであと6円に迫る294円高の1338円まで駆け上がり大発会でつけた年初来高値1229円を上抜いた。同社は特定用途向け半導体を自社ブランドで独自開発するファブレス半導体メーカーで、その技術力に定評がある。
前週22日朝方に、同社のV-by-OneHS技術が、米画像処理半導体大手エヌビディア<NVDA>の業界最新最高機能のゲーミングモニターを駆動するG-SYNCプロセッサーに採用されたことを発表、これを材料視した投資資金が集中し、前週は22日と23日に2日連続ストップ高を演じる人気となった。きょうも、上値を見込んだ買いが流入している。市場では「同社の技術がエヌビディア最新商品に採用されたことは、直接的な収益メリット以上に、これが実績として評価されることが大きく、エレクトロニクス化が進む自動車などをはじめ多方面から引き合いが活発化する可能性がある」(中堅証券ストラテジスト)という声が聞かれた。
最終更新日:2022年06月27日 10時59分