28日の株式相場見通し=弱含み推移、米株上昇一服受け目先売り優勢に

市況
2022年6月28日 8時01分

28日の東京株式市場は、足もと強弱観対立の中も戻り売り圧力が優勢となり、日経平均株価は弱含みで推移する可能性が高そうだ。ここ戻り足を強めていた欧州株市場だが、前日は主要国の株価指数が高安まちまちの展開だった。また、米国株市場でもNYダウ、ナスダック総合株価指数がいずれも小幅ながらマイナス圏で引けており、上昇一服感がみられる。これを受けて、東京市場でも上値を積極的に買い進む展開は期待しにくい。米国ではFRBによる金融引き締め強化の動きを背景に、経済のハードランディングに対する警戒感が依然として根強いほか、目先は米10年債利回りが上昇傾向を示し、高PERのグロース銘柄を中心に上値を重くした。ただ、下値では押し目買い需要も強く、主要株価指数の下げは小幅にとどまっている。日経平均は前週末と週明けの2営業日合計で700円の上昇をみせており、いったんキャッシュポジションを高める動きが出やすいが、米国株同様に下値抵抗力を発揮し、2万6000円台後半で底堅い動きが予想される。

27日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比62ドル42セント安の3万1438ドル26セントと3日ぶり反落。ナスダック総合株価指数は同83.069ポイント安の1万1524.551だった。

日程面では、きょうは2年物国債の入札。海外ではNATO首脳会議(~30日)、4月の米S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数、6月の米消費者信頼感指数など。

出所:MINKABU PRESS

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