三協フロンテは大幅安、23年3月期は減収減益で減配見通し
三協フロンテア<9639>は大幅安で年初来安値を更新している。27日の取引終了後、発表が遅れていた22年3月期決算短信を発表。なかで23年3月期の連結業績予想について、売上高500億円(前期比6.3%減)、営業利益70億円(同28.8%減)、純利益44億円(同31.1%減)と減収減益を見込み、年間配当予想を前期比10円減の150円としたことが嫌気されている。
前期にオリンピックに伴うイベント施設や新型コロナウイルス感染症対策のための医療関連施設などの大型物件の売り上げが計上された反動が響く。また、鋼材などの原材料価格の大幅な値上がりが予想されることも利益率低下につながるとみている。
なお、22年3月期決算は、売上高533億4600万円(前の期比10.7%増)、営業利益98億3300万円(同24.0%増)、純利益63億8200万円(同24.6%増)だった。