スギHDが大幅6日続伸、150万株を上限とする自社株買いを実施へ
スギホールディングス<7649>が大幅高で6日続伸している。28日の取引終了後、上限を150万株(発行済み株数の2.43%)、または100億円とする自社株買いを実施すると発表したことが好感されている。取得期間は7月4日から10月31日まで。株主還元の充実及び資本効率の向上が目的という。
同時に第1四半期(3~5月)連結決算を発表しており、売上高1611億2800万円、営業利益66億7100万円、純利益46億800万円となった。会計基準の変更に伴い対前年同期の増減率はないものの、会社側によると売上高・各利益ともに予想を下回ったとしている。
期中に関東・中部・関西・北陸エリアへの出店を促進し、19店舗の新規出店と1店舗の閉店を実施したほか、既存店の競争力強化に向けて90店舗の改装を実施した。ただ、物販部門で巣ごもり需要の反動減が継続したことに加えて、薬価改定及び診療報酬改定の実施も響いた。なお、23年2月期通期業績予想は、売上高6750億円、営業利益300億円、純利益180億円の従来見通しを据え置いている。