パレモ・HDは続急伸、第1四半期は営業損益が黒字転換
パレモ・ホールディングス<2778>は続急伸し年初来高値を更新している。28日の取引終了後に発表した第1四半期(2月21日~5月20日)連結決算が、売上高46億6100万円(前年同期比11.0%増)、営業利益1億7200万円(前年同期2億4600万円の赤字)、最終利益1億5300万円(同2億9600万円の赤字)と黒字転換し、営業利益の上期計画に対する進捗率が69%に達したことが好感されている。
3月下旬にまん延防止等重点措置が全面的に解除されたことを受けて、既存店売上高が前年同期比13.3%増となったことが業績を牽引した。アパレル事業では、4月に入り気温が上昇に転じたことで初夏シーズン商品の需要が高まった一方、雑貨事業では300円均一雑貨ショップの「illusie300」における新規出店やアパレルからの業態変更を行ったことが寄与した。
なお、23年2月期通期業績予想は、売上高177億円(前期比1.2%減)、営業利益3億5000万円(前期7億900万円の赤字)、最終利益3億3000万円(同13億9300万円の赤字)の従来見通しを据え置いている。
同時に、株主優待制度を一時休止すると発表した。将来の成長投資に耐え得る財務状況へと改善することが現時点での最優先課題であると判断したとしている。