東電HDは地合い悪に抗して7連騰、柏崎刈羽再稼働に向けた思惑を背に3年ぶり高値

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2022年6月29日 9時51分

東京電力ホールディングス<9501>は地合い悪に抗して7連騰と気を吐いている。株価は連日の年初来高値更新で、約3年ぶりの高値圏に浮上した。記録的な猛暑が続くなか、経済産業省では29日も東電HD管内で電力の需給逼迫注意報を発令することを発表、電力不足への警戒感が拭えない状況となっている。

電力会社は停止中の火力発電所の稼働を急ぎこれに対応する構えにあるが、世界的な脱炭素への取り組みを背景に火力発電には向かい風も強く、クリーンエネルギー活用に向けた取り組みが今後一段と求められる状況だ。太陽光発電などの再生可能エネルギーへの依存には限界があり、原発再稼働に向けた議論が活発化することも予想される。そうしたなか、同社株は世界最大級の柏崎刈羽原発稼働に向けた思惑が、改めて株価を刺激する形となっている。

出所:MINKABU PRESS

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