東電HDは軟調地合いのなか強さ発揮、日証金の貸株急増し需給相場の片鱗も

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2022年6月30日 9時57分

東京電力ホールディングス<9501>は全般軟調地合いのなか強さを発揮。足もとでは前日終値近辺で売り買いを交錯させているが、一時は11円高の590円まで買われる場面があった。前日までで7日続伸と異彩を放つ上げ足をみせている。

記録的な早い梅雨明けと猛暑で電力需給の逼迫が警戒されているが、経済産業省は30日も東電HD管内で需給逼迫注意報を継続することを発表している。そうしたなか、8月の家庭向け電気料金は、同社をはじめ4社が値上げを決めた。特に東電HDの値上げ幅は247円で最大となっており、これで12カ月連続の値上げとなることもあって、株価を刺激している。

一方、柏崎刈羽原発再稼働に向けた思惑も引き続き投資資金の流入誘う材料だ。ファンダメンタルズ面のアプローチでは同社株は割高感が際立っていることから空売りも高水準で、日証金では直近の貸株残高が急増。貸借倍率が0.2倍台と大幅な売り長状態となっており、需給相場の様相を見せ始めている。

出所:MINKABU PRESS

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