米大手銀ストラテジスト、株式市場が再び下落するリスクは依然として高い=米国株

市況
2022年7月1日 23時56分

NY株式1日(NY時間10:41)

ダウ平均   30523.08(-252.35 -0.82%)

ナスダック   10929.84(-98.90 -0.90%)

CME日経平均先物 25990(大証終比:+160 +0.62%)

NY株式市場でダウ平均が下げに転じている。日本時間23時に6月のISM製造業景気指数が発表され、53.0と前回から低下した。2年ぶりの低水準。詳細を見ると、雇用が判断基準の50を引き続き下回っているほか、今回は新規受注も50を下回った。一方、仕入価格が大きく低下。新規受注や生産、雇用といった指数は短期的な景気シグナルを発する指数でもあり、市場はリセッション(景気後退)への懸念を強めているが、その懸念を正当化する内容ではある。

米大手銀のストラテジストによると、投資家はまだ穏やかな景気後退を予想しているに過ぎず、株式市場が再び下落するリスクは依然として高いと指摘した。

「今年に入ってからの評価損の多くは、FRBの積極利上げとインフレが原因。米国債利回りが低下し始め、景気後退懸念による株式のリスクプレミアムの上昇を相殺しない限り、バリュエーションはさらに低下する可能性がある」としている。

インフレと利回りの上昇の中で、これまで株高を支えてきたマントラである「株式に代わるものなし」は終了し、「適当な代替策がある」に変化しているとし、企業も物価高騰と消費者心理の悪化という試練に直面し、下半期は業績が圧迫される可能性が高いという。

アップル<AAPL> 135.88(-0.84 -0.61%)

マイクロソフト<MSFT> 255.36(-1.47 -0.57%)

アマゾン<AMZN> 106.81(+0.60 +0.56%)

アルファベットC<GOOG> 2154.69(-32.76 -1.50%)

テスラ<TSLA> 669.78(-3.64 -0.54%)

メタ・プラットフォームズ<META> 155.41(-5.84 -3.62%)

AMD<AMD> 72.91(-3.56 -4.66%)

エヌビディア<NVDA> 145.35(-6.24 -4.12%)

ツイッター<TWTR> 37.12(-0.28 -0.74%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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