今日の為替市場ポイント:米長期金利反発で円買い拡大の可能性低い

通貨
2022年7月7日 8時30分

6日のドル・円は、東京市場では135円88銭から135円03銭まで反落。欧米市場では134円96銭まで売られた後、136円01銭まで反発し、135円88銭で取引終了。本日7日のドル・円は主に135円台で推移か。米長期金利の反発を意識してドル売り・円買いがただちに拡大する可能性は低いとみられる

6日に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)会合の議事要旨(6月14-15日開催分)によると、米連邦準備制度理事会(FRB)はインフレ状況の悪化や自身のインフレ対応能力に対する市場の信頼喪失を懸念していることが判明した。それらが大幅利上げに踏み切った理由となっており、ニューヨーク外為市場ではFOMC議事要旨の内容を意識したドル買いが観測された。

ただ、市場参加者の間からは「前回のFOMC会合後に米景気後退につながるいくつかの材料が提供されており、9月以降の政策金利見通しは引き続き不透明」との声が聞かれている。次回7月26-27日開催のFOMC会合で0.75ポイントの追加利上げが実施される可能性は高いものの、一部の市場参加者は「世界経済の大幅な減速を考慮してFOMC声明では金融引き締めを慎重に進める意向が表明される」と想定している。

《FA》

提供:フィスコ

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