今日の為替市場ポイント:米長期金利続伸などを受けて円買い縮小の可能性も

通貨
2022年7月11日 8時17分

8日のドル・円は、東京市場では136円15銭から135円34銭まで下落。欧米市場では135円52銭から136円57銭まで上昇し、136円09銭で取引終了。本日11日のドル・円は主に136円台で推移か。米長期金利の続伸を意識してドル売り・円買いは縮小する可能性がある。

8日に発表された6月米雇用統計で、非農業部門雇用者数は市場予想を上回った。また、6月の平均時給は前年比+5.1%と伸び率は5月実績を下回ったものの、5%超の伸びを維持しており、7月連邦公開市場委員会(FOMC)でも0.75ポイントの追加利上げが決定されるとの見方が広がった。136円台半ば近辺で利益確定を狙ったドル売りが観測されており、ドル上昇は一服したが、日米金融政策の差異に着目したドル買い・円売りがただちに縮小する可能性は低いとみられる。今週13日に発表される6月米消費者物価指数が市場予想を上回った場合、高インフレによる米経済成長の鈍化が懸念されるものの、利上げ推進の方針は正当化されるとの見方もあるため、ドル高・円安の基調は維持されるとみられる。

《FA》

提供:フィスコ

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